Quantum of Solace

好きなことを書きたいときに

「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」雑感

 

 

 

前作の感想記事はこちら

redhotshow.hatenablog.com

 

鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」見てまいりました。

「復讐者スカ―」が興行的にズッコけた影響が出て、公開初日なのに上映会数が1日3回というあんまりな扱い…。

 

結果から言います。

今回のハガレン映画は…

意外と面白かった(笑)

 

大前提として悪名高き実写1作目、出来が中途半端な2作目を念頭に置いての評価ですけども、

やっぱり原作の一番盛り上がるクライマックスをなるべく忠実に再現してるだけあって、結構熱いです。

まぁ尺の都合上なんでしょうけど、エルリック兄弟やホーエンハイムがひょいひょい大陸縦断したり、原作を忠実に再現することに注視し過ぎて物語上の繋がりが疎かになってたり、そもそも映像のカットとカットの繋がりを意識してない場面も何箇所か見受けられたので、

映画としての完成度は相変わらず低いです。そこは期待しちゃいけません。

 

 

あくまで原作のラストを実写化した映像が見たい!というファン向けです。

 

SNS等でも原作の再現度を売りにPRしまくってる様子が見受けられますけど、

原作ファンからは酷評された1作目で見放されてしまっているという悲しい事実があるんですよね…。

 

でもこれだけは言えます。原作の再現度はかなり高いです。そこは期待して見に行っていいと思います。あんだけ公式が推すんですからそりゃ高いですよ。

(映画の完成度とかストーリーの整合とかはまた別問題)

 

 

ハガレン実写はなんにしてもキャスティングが100点満点。

ホーエンハイム役の内野聖陽、オリヴィエ役の栗山千明、リン・ヤオ役の渡邊圭祐辺りなんかはもうホントそのまんまなんですよね。原作からキャラが憑依してます。

特に物語クライマックスに置いてはホーエンハイムは第二の主役とも言っていいくらいの活躍っぷりですから、それをリアルで見られるっていうのが素晴らしかった。原作者が絶賛するのも個人的には納得できました。

 

ただ、今作におけるMVPをあげるとすると‥‥やっぱりエド役の山田涼介かなぁと。

やっぱり物語の核となるエドがあそこまでの完成度とリスペクトを込めて演じられたからこそのこの満足度だったんだろうなとヒシヒシと感じます


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興行的は最後の錬成もズッコケてるので、さっさと見に行かないと上映終了になってしまうと思うので、

原作の再現度がどのくらいなものなのか?気になるって言う奇特なファンは劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

 

……あれ?キンブリー出てた???(まさかの回想シーンのみ出演)