エヴァ、ダニエルクレイグ版007と
学生時代から好きだったシリーズが2021年は次々完結していき、
その締めは「ARIA」となりそう。
微ネタバレ
「ARIA The BENEDIZIONE」
を見てきました。
このARIAの映画シリーズはTVアニメシリーズ10周年を記念したプロジェクト「蒼のカーテンコール」のひとつとして
2015年に「ARIA The AVVENIRE」が公開されたのがスタート。
基本的に「The AVVENIRE」はTVシリーズで映像化できなかったエピソード+αを映像化したもので
いわゆるエピローグ&ファンディスク的な内容でこれ1本のみの作品だけっぽかった…んだけど
2021年になって急に「蒼のカーテンコール」2作品目として
「ARIA The CREPUSCOLO」が3月に公開。
そして3作品目&最終作として今回「ARIA The BENEDIZIONE」が公開されたのです。
「The AVVENIRE」がそうであったように「The CREPUSCOLO」も未映像化エピソード+αだったんだけど、
この「The BENEDIZIONE」でスポットの当たっている姫屋のエピソードはそもそも原作エピソードが少なく&未映像化のも無かったっぽく、
それがゆえに
原作内であったものの、描かれなかったエピソードを膨らまして
なおかつシリーズの一応の終わりを見せるまとめ方をしていた感じの内容でした。
正直エピソード的には前述のようにファンディスクの域を出ない内容なんだけど、
個人的には「蒼のカーテンコール」3部作の中では今回見た「The BENEDIZIONE」が一番でした。
単純に
ARIAという素敵な世界を見つけるコンセプトの作品の中で
彼女はメインキャラの中で唯一「凡人」で、「現実的な視点と悩み」を持っていて、彼女がメインのエピソードはズキッっと刺さる感覚が強い。
灯里の素敵エピソードがあってこそ光るものではあるけど、
優しくない世界も見せつつもキチンと背中を後押ししてくれるような…そんなお話なんですよ藍華絡みは。
だから原作で一番好きなのは「風邪とプリン」なんすよね。
そういった意味でも今回の映画はめっちゃ良かった。藍華もとい姫屋が好きな人は見に行ったほう良いっすね。
あと
「The CREPUSCOLO」からキャラデザが
天野こずえ作の「あまんちゅ」のアニメでキャラデザを担当した伊東葉子が担当してるんですけど、
以前のアニメより天野こずえ絵に寄った作画になって、だいぶリアルっぽくなって、なおかつ、めっちゃ力入ってる。
コロナ下で製作期間が多めにとれたからということらしいんだけど、
まつげの1本に至るまで晃さんとかは特に書き込みヤバすぎて凄い。。。
あれは大画面で見た方が良い。
『ARIA The BENEDIZIONE』 ついに本日公開となりましたねっ!!!
— 伊東 葉子 (@happako_ito) 2021年12月3日
今日まで、長かったようで早かったような不思議な感覚になっています。
劇場公開おめでとうございます!!!
蒼のカーテンコール•フィナーレである姫屋の物語を皆さま、どうぞご堪能ください✨#ARIAカンパニー pic.twitter.com/1aFBpx6SpV
一応、今回でARIAは終わりっていう話なんですけど、
そもそも一度完結したものを10周年企画で再始動してそれがまた完結したっていう感じで
キャスト陣もスタッフ陣も続編の可能性は否定してない。やろうと思えば作れる世界観のお話だし。ただそれもこれも原作の天野こずえ次第だということなので
可能性は否定しないけど、近い将来での続編制作はしばらく無いっていうことなんでしょうね…。
続きも見たい気もするし、いつまでもこの世界に居続けるのも作品の意図とは違う気がするんすよね。やっぱり少し寂しい。