Quantum of Solace

好きなことを書きたいときに

the brilliant greenを最近よく聞いているっていう話

 

なんてことのない考えごとをしてるときにふと思い出して聞きたくなったり、ラジオからかかってきた曲をきっかけにマイブームが起こったり、
そんなことを僕は年がら年中やってるんですけど、

今回はthe brilliant greenについてです。

 

97年デビューの3人組ロックバンドで

高校時代に90'sのJ-POPを聞きまくっていた自分はその時には既に存在は知っていました。

当時はまだギリギリ活動してましたし、その流れで「THE SWINGIN' SIXTIES」と「complete single collection '97-'08」の2枚を駅前のTSUTYAでレンタルして聞いた記憶もあります。

ただ、その当時はそこまでハマらなかったんですよね。理由は不明ですけど、高校3年くらいから邦楽から洋楽を聞くフェーズに入っていて、邦楽自体を聞き返す機会が減ってしまってそのまま…という感じだったような気はします。

TSUTAYAでアルバム10枚1000円レンタルで死ぬほどCDを借りまくって、聞き切れない作品も山ほどありましたし、いつの間にか埋もれてたんすね。

 

そこから約10年…。

なにがきっかけになったかは忘れましたが、ドはまりしました笑

 

めっちゃ良いですね、ブリグリ。なんで当時良さに気づけなかったんだろうか。

 

これ、ミリオンヒットにもなった1stアルバムなんですけど、

改めて聞くと凄く面白くて。

ブリグリがUKロックを下敷きにしてるっていうのは凄い有名な話だと思いますけど、

基本的な音楽の方向性としてはUKロックを邦楽に落とし込む翻案になってます。

なんだけど、聞くと「いやそれOasisじゃん!」みたいな曲がちらほら。

 

特に「冷たい花」辺りはギターワークとかドラムパターンとか凄くOasisっぽい。

この映像に関してはヴォーカルのモッズコートに手を突っ込んで歌う川瀬智子のスタイルすらもOasisのリアム。


www.youtube.com

 

ここまで聞くとじゃあパクリなん!となりますけど、

そうならないのがブリグリの魅力。

 

まずメインで曲を書いてる奥田俊作の手掛けるメロディがキャッチーにめっちゃに良い。

Oasisのフォロワーバンドが日本にも当時いっぱい居たみたいなんですけど、Oasisがそもそもメロディが途轍もなく良いバンドなんで、サウンドをそれっぽく寄せても「あぁフォロワーなんだな」って感じて終わると思うんすよね。

その中でブリグリが飛びぬけてヒットしたのはOasisに負けないメロディの良さ、これに尽きると思います。

日本人は良いメロディ大好きですから、そうでもないとミリオンヒットにはならんでしょう。

このメロディセンスがサブプロジェクトのTommy february6でさらに爆発するのも納得。

 

 

次は川瀬智子

ヴォーカルとフロントマンである彼女が楽曲の作詞を全て手掛けているんですが、

ストーリー性というよりかはフィーリングを重視した言葉選びと

そこから浮き上がる等身大のカッコいい女の子像が凄く良い。

 

さらに

整った容姿(垂れ目と三白眼気味なのが好き)と

UKロックの空気感を感じる気怠そうな表情管理と

この歌詞が組み合わされば

さぞロックバンドのフロントマンとしても映えるであろうと思うんですけど、

彼女、めっちゃ歌のピッチが不安定なんですよね…それもまたご愛敬。


www.youtube.com

 

 

 

 

ギターの松井亮も良いんですよね。彼が2010年にバンド抜けちゃうんですけど、

その後出たアルバム「BLACK OUT」、ちょっとギターワークが物足りない。

ブリグリで個人的に一番好きな曲「ヒドイ雨」を書いたのは彼ですからね。やはりブリグリには彼は不可欠でしたね。

 

 

1stアルバムはこんな感じにUK!オアシス!って感じの作風なんですけど

2nd、3rdと日本語詞の比重が増えてJ-POP化、サウンド的にはUSのオルタナロックに接近していく…という面白い変遷を遂げていきます。

ソロのTommy february6を挟んでの4thは打ち込みの曲が増えて、さらっと風通しの良いサウンドに変貌してこれまた面白い。

といった具合にどのアルバムをとっても凄く良いんですよねぇ。

「BLACK OUT」もギターは微妙だけどheavenly6ミーツ ブリグリ みたいな作風で新鮮ですし。

 

 

最後のリリース「THE SWINGIN' SIXTIES」からはや10年…

ライブ活動も2017年が最後なので7年ほど前。

2022年にTommy february6名義で作詞提供してるので完全に引退してるっていうわけでは無いんですけど、どっちにしても2年くらい音沙汰が無し。

 

Tommy february6、heavenly6はファッション性や音楽性でSNS等で定期的に話題にあがったりしているので、ブリグリもこの流れで再評価来ないかなぁ~とか音楽活動復帰しないかなぁとか思ったりしてます。このまま埋もれてしまうには勿体ないアーティストなんだよなぁ…。

望み薄な感じではありますけど、再始動を期待してます。


www.youtube.com

 

 

 

 

最後に好きな曲TOP10!!!

 

1.ヒドイ雨 (2001)

2.愛の♥愛の星(1999)

3.長いため息のように (1999)

4.Stand by me

5.サヨナラ summer is over (2001)

6.You&I (1998)

7.There will be love there -愛のある場所- (1998)

8.Blue Daisy (2010)

9.Going Underground (2010)

10.A Little World (2014)

 

次点でMELODY HOLE!!(2002)あたりかな。

まぁ基本全部好きだけど。

 

 

 

 

 

 

サマーソニック2024のラインナップについて

 

 

 

ここ10年で一番遅い発表となったサマーソニックの1stラインナップ公開。

 

今年は世界的にフェスのヘッドライナー不足によってブッキングが苦労しているという話はちょいちょい漏れ聞こえていて、

先行してラインナップを公開したフジロックも例年よりも1stラインナップが少なく、ヘッドライナー枠が1組しか発表されない状況(もちろん今後の発表で印象が変わる可能性もあるけど…)

 

そんな中で発表されたサマソニのラインナップ…

個人的な感想なんですけど、これはかなり頑張った方では!?と思いました。

 

 

まずヘッドライナーの二組。

ManeskinとBring Me The Horizon。

 

 


www.youtube.com

 

 


www.youtube.com

 

世界的にもフェスのヘッドライナーを務めることが多くなっていっているバンド。

共にここ数年で急激に日本人気が上昇しており、2023年にもそれぞれ単独ライブ、フェス主催と来日ペースが速すぎるなんて言う声もあるけども、日本との特別な繋がりがある二組だからこそのブッキングなんだろうなと思います。

少なくともこの2組にサマソニのヘッドライナーが役不足なんてことはないっしょ。

 

 

ヘッドライナーがどっちもロックバンドということに対しての意見もSNSで散見されるんだけど、

確かにEDMアクトにヒップホップアクトとロック以外のジャンルへのブッキングも目立つサマソニだからこその意見だとは思う

が、前述の通り、世界的なヘッドライナー不足で文字通りブッキングするアーティストの選り好みしてらんないのでは…という現実的な気持ちも。

 

他のアーティストだと

Aurora、Nothing But Thieves、Greta Van Fleet、AJR辺りが気になるかなぁ。

きちんと押さえるべきジャンルは抑えているし、

こうズラリと並べてみると凄くサマソニらしいラインナップだと思う。

 

個人的にはもう5年もサマソニから遠ざかったんだけど、

このラインナップを見て今年こそはいかねば!と思っております。

 

 

 

 

最近見た映画の感想 #2

さっぱり映画のこと書いてなかったです。急に思い出したかのように書く。

 

5代目ジェームズボンドで知られるピアースブロスナン主演作。

オーシャンズ11的な泥棒活劇かと思いきやラブロマンスでした。

主人公はスリルを求める泥棒っていう役回りだけど盗みをするのは冒頭とラストのみ。あとは絵画の保険調査員のヒロインとああでもないこうでもないと行ったり来たりの恋愛模様を繰り広げる。悪くは無いけど、泥棒と保険の調査員っていう対立関係と恋愛関係は両立できるのか?的なスリルのある恋愛模様…をやるにしてはちょっと退屈なストリーだった。

あとベッドシーンで唐突にトップレスで出てきてビビった。話の展開上全くもって必要なくないか・・?

 

 

殺し屋×日常モノの続編。

日常を切り取ったような特に必然性の無いシーンがやたら長い尺を取ってたりして、

そういったゆったりとした空気感と

スイッチがカチッと入るとキレキレのアクションスタントの落差の描写が相変わらず良い。主演の1人、伊澤彩織はあのジョンウィックにスタントで参加してるだけあって、迫力のアクションシーンで見てるこっちのアドレナリンが出まくる。

1より日常の緩ーい感じの描写が多かったけど、個人的には今作のほうが好みかな。

 

 

大ヒット映画の3作目。

3作連続で興行収入50億突破という邦画界における最大のフランチャイズシリーズに成長したシリーズだけど、

そんな余裕が感じられるストーリー展開だ。

半分を嬴政の過去回想に使って、半分をいつもの戦闘シーンに割く配分は大ヒットしてるシリーズだからこそできる構成…なんだけどぶっちゃけ回想が長すぎて映画としては退屈だった。後半の飛信隊の戦闘シーンは良かった。それにしても橋本環奈が1作目以降全然出番無いな。

 

 

 

アイヌの金塊強奪戦を描いた大ヒット漫画の実写映画化。

主演は山崎賢人

今作はもうびっっっくりするくらい原作に忠実だ。漫画からそのまま出てきたようなキャストのビジュアル完成度、ここメインでは?と思うくらい力の入りまくった日露戦争の描写、多少の改変を入れつつもほぼ原作通り(部分的にはブラッシュアップして)に構成されたストーリー、原作のシリアスとコメディの絶妙なバランス感覚まで忠実に再現してる。

忠実すぎて2時間使って原作の最序盤までしか映像化してなくて、盛り上がりに欠けるという欠点はあるものの、漫画原作モノとしてここまでの映像にして仕上げられる実写は他に無いんじゃないだろうかと思う完成度。ぜひ、ぜひ続編が見たい1作。

 

 

 

トラボルタとニコラスケイジの顔が入れ替わる(物理)というサスペンス。

顔面の皮膚を切り取って移植するというアイデア自体がぶっちゃけツッコミどころは満載だけど、あんまり細かいこと考えなけば楽しめる。リラックスした休日に日曜洋画劇場なんかで見たい1作。トラボルタとニコラスケイジが途轍もなくカッコイイというのは疑いの余地も無い。トラボルタはこれが1番カッコいいかも。

 

 

 

的外れで出鱈目なロス市警の刑事トレビンのドタバタ劇。

どう考えても危ないパロディ描写が盛りだくさん。特に某国の指導者似のキャラ達がアメリカにテロ起こすぞ!とか言ってるオープニングは目ん玉飛び出た。今の時代じゃ絶対こんな茶化した描写できんわ笑

その後も徹底された下らなさで1シーンごとにギャグを入ってて笑い疲れてしまった。

 

2023年読書記録

 

読んだ順とかじゃないです。

マジでただの記録。

 

 

唯一全著作を読んでる米澤先生の新刊。

ここ数年は毎年新刊が出るので嬉しい。

内容は割と真っ当な刑事モノ。正直、ここ数年の作品の中ではぴんと来なかった。

 

最近読んでる麻耶雄嵩の作品。

信用されてない探偵とそんな探偵の推理を否定するワトソン役、この2人の絡みが面白かったんですが、最後にどんでん返し。そりゃ麻耶雄嵩が普通の青春ミステリするわけないっすよね。

 

 

上下巻読了。

麻耶雄嵩で一番好きな隻眼の少女のコミカライズ。

一枚絵は上手いけど、漫画としてのコマ割り云々はあんまり上手くないのであんま面白くなかった。最後の描写も解釈違い。

 

数年単位で積んでた積み本をようやく読了。

森見登美彦とか万城目学を彷彿とさせる京都×大学生の青春もの。

ボーイミーツガール的な物語?と思わせておいての最後の展開がおぅ…とちょっと自分はダメージを食らってしまった。

 

 

傑作百合ラノベとして有名だったので読みたいなぁ~と長年思ってたんですが、絶版で値段も高騰してたので読めなかった1作。

このたび新装版で出る!ということでようやく読めました。

ダンサーインザダークが象徴的に使われている鬱屈した世界観にどことなく感じる00年代の匂い。百合というか青春小説に近いけど良かったです。

 

 

TRICK的な民俗学ミステリでは?と思って読んでみた。

確かにその系統の話ではあったんだけど、割とファンタジー寄りのお話で面食らった。急に最後にバトルシーン出てきたし。

ただ明らかにヤバい因習の描写はめっちゃ良かった。洗骨とかまぁ絵面想像しただけでだいぶエグイ。

 

 

安倍吉俊先生の絵が好きなので。

なんかアニメ化の予定もあったんだけど頓挫したみたい。

大正ロマン×スチームパンク的な世界観が性癖すぎる。

 

 

ポールマッカートニーの大名盤「Tug Of War」の日本盤の解説本。

正直音質の違いとかマトがうんちゃらとか全然わかんないけど、こういうマニアックな本は眺めてるだけで楽しい。

 

 

既刊まで読了。流行りに乗ってみました。

面白かったです。それにしても宿儺に勝てるビジョンが見えんなぁ…。

 

 

絶賛高騰中のMOTHER2の攻略本。

攻略本というよりかはMOTHER2のストーリーを主人公の日記という体で再構成した内容で、読み物として凄く面白い。

めっちゃ高かったけど、その分の価値はある。

 

 

 

新刊。いつもの。

 

新刊。まさか2巻が出るとは…嬉しい!

このレトロな空気感がたまらんのですよ。

フィジカルの息吹を感じるようなエピソードが凄く良い。もっぱらサブスクで音楽聞くようになったけど、フィジカルも大切にしていきたいマインド。

 

既刊まで読了。

アニメが2巻までしか映像化してないってしってビックリ。原作量的にすぐにでも2期出来そうやな…。

 

完結まで読了。

個人的にはシュタゲに並ぶタイムスリップ物の大傑作。アニメで見てドはまりしてジャンプ+で原作読破して、さらにkindleで全巻購入するまでに至りました。

何度読み返しても面白い。

 

 

完結まで読了。

この人が書いてるラヴクラフトのコミカライズシリーズは好きで読んでる。

 

 

ブコメの皮を被ったバイオハザードでなかなかショッキング。
完全にアニメ1話でメインキャラだと思ってた奴らが全滅する。

メインヒロインしてた子がホント何の前触れもなく蹂躙されて惨殺されて…それがラストまで繰り返されてもう絶望しか無くてだいぶきつかった。

2巻は2巻でその残酷な展開そのものがミスリードになってて、これはこれで面白かった。

ここからどうなるのか?というところで未完…。

 

 

グリッドマンの映画効果で一気に読み返した小説シリーズ。

正直ダイナゼノンの小説はそんなに…って感じなんだけど、

グリッドマンの方は2クールあったらおそらくこういう話も作られたんだろうなぁ~という完成度の高さで良かった。

 

 

トラセの音楽本。

リスアニのインタビューアーカイブ本という趣きが強い。

もうちょっと制作陣のインタビューとか全曲解説にページ数を割いてほしかった感。

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年 年間ベストアルバム -邦楽-

 

 

King Gnu 3年ぶりとなる4thアルバム。

11曲が既に発表済みということでベストアルバムみたいな形に成りかねない状況の中、

既出曲はほぼ全てにミックス等に手が加えられ(曲によってはほぼ別アレンジに差し替え)、さらに曲と曲を繋ぐインタルードを散りばめて、1つのアルバムとして成立するように再構成されている。

実は「一途」を始めとするバンドサウンドの曲と

生の音から離れて打ち込みのサウンドに傾倒しつつある最新の曲と方向性がすっかり変わってたりするんだけど、そこの変化も含めてインタルードを挟むことで違和感が生じないアルバム構成になっているのは本当に見事だ。

シングルでバンバン切られてYOASOBIみたいにアルバムというフォーマットに囚われないアーティストも出てくる中で

シングルがどんどん出ていく同じような状況にありながらも彼らみたいにアルバムという作品形態に拘る姿勢にも感銘を受けたし、俺もやっぱりアルバムで聞くのが好きだなぁと再認識した。邦楽洋楽合わせて2023年のベストアルバムがこれです。

あと個人的にはシングルリリース時にいまいちピンと来てなかった「STARDAM」「雨燦々」辺りの曲が化けたなぁと思った。全然曲の見え方が違うもん。アルバムver.の方が遥かに良い。


www.youtube.com

 

 

一夜のペーソス

一夜のペーソス

  • Botanical House
Amazon

Lamp 5年ぶりとなる9thアルバム。

ここ数年はサブスクを通して海外人気が高まっており、Spotifyでは月間リスナーが200万人以上もおり、その人気の高さが伺える。

今作はプレスリリースも無しにドロップされてビックリした。新作を作ってるみたいな情報はちらほら入ってきていたけどもそれにしても急でしたね笑

開けてみたら今作は20曲入り75分越えという大作でさらにビックリ。

といっても中身はいつも通りのLamp。メロウでノスタルジックな時間がすーっと流れていく…この感覚がすごく心地よい。


www.youtube.com

 

 

 

声優・山村響 3rdEP。

いわゆる声優アーティストなんだけど、彼女は完全セルフプロデュースという点で他と大きく異なっている。

作詞作曲はもちろんのこと、ジャケ写のデザインの監修までの彼女の手によるもの。メジャーではなく、インディペンデントなフィールドだからこそ表現したいことが100%出せるんだろうなと感じる自己プロデュース力である。

その最たるものが「Kawaii♡Dragon」をリリース方法である。

端的に言うとラーメン愛の歌なんだけど、それをどんぶりでリリースするとは…。

 

 

EPに方に話を戻しまして…。

作風としてはアニソンっぽいキャッチーなメロディ×ヒップホップっぽいラップの載せ方が印象的なベッドルームポップといった感じ。

歌詞のチョイスとかラップを載せる時の気だるげな歌い方とか力が入り過ぎてない日常的な空気感が詰まっていて、等身大―って感じが凄く好き。

割と前2作EPとやりたいことの方向性はそこまで変わっては無いんだけど、やりたいことを突き通してる感じも良いし、応援したくなるね。


www.youtube.com

 

 

ドレスコーズ 9thアルバム。

前作「戀愛大全」と姉妹作的な立ち位置の作品となっている。シンセサイザーを導入した前作のドリームポップっぽい音像、レトロっぽい雰囲気を継承しつつも、1曲1曲の曲のサウンドの方向性がJ-ROCKだったり、モータウン風味だったり、ディスコチックだったりと多彩になったような感じ。

ドレスコーズ、というか志摩遼平の手掛ける曲はジャンルも方向性もいっつも多種多彩なんだけど、毎回歌謡のメロディの良さがどの曲にも核としてしっかり感じられるのが好きだ。

今作の中だとベストトラックは「襲撃」かな。レトロっぽいサウンドが好み。


www.youtube.com

 

 

夏川椎菜 3rdアルバム。

前作「コンポジット」が個人的には「悪くは無いけど…」な出来だったので

正直あんまり期待はしてなかったんだけど、凄く良かった。

音の感じが「ログライン」の頃に近くなって、ダンサブルな楽曲も復活。

このアルバムに関しては以前にブログで記事にしたのでそちらの方を見てほしいんだけど、「これが聞きたかった夏川椎菜だ!」と思わず叫んでしまった。めっちゃ良い。

 

redhotshow.hatenablog.com

 

 

 


www.youtube.com

 

 

 

 

Mr.Children 21thアルバム。

凄く私的で内省的な歌詞にとにかくシンプルなアレンジ。

今まで少なからず大衆的なミスチル像に答えて続けてきた彼らからするとあり得ないくらい地味なアルバム。

正直メロディも既に出し尽くしてる感があるし、聞いててもうちょい!っていう瞬間が結構ある。

ミスチルらしいものという意味で手の内を晒すのは「REFLECTION」でもう全部出しちゃった気はする。

歌詞もなかなか衝撃的だった。こんなに暗くて救いが無くて背中を押してくれない。痛々しさすら感じる悲壮さ。なんなんだこれはと。「深海」なんかより生々しい。

・・・結局のところ、ミスチル像に頑張って答えるのを辞めたアルバムなんじゃないかなというのが個人的な感想。賛否両論は凄く理解できるし、あって然るべきな感じはする。

自分がまだ熱心なファンだったら多分ガッカリしてたと思う。でも今は他のアーティストも聞くようになって良い距離感で聞けるようになっているので、

「長いキャリアを誇る海外のバンドによくある、バンド名義なのにほぼソロじゃん!みたいな立ち位置のアルバム」みたいな受け入れ方で割と好意的に聞けている。

30年でこんな新しいミスチルが聞けるとは思わなかったよ。


www.youtube.com

 

YOASOBIのヴォーカルikuraのソロプロジェクト。

正直YOASOBIもシングルがたまに耳に入ってくる興味レベルなので

そのソロとなるとそもそも曲知らない&興味ないでリリース当時は聞きもしなかったんだけど、ふとしたきっかけで聞いてみると

「あれこれ知ってる」「これも聞いたことある」の連続でビックリした。

たぶんラジオとか有線で知らず知らずのうちに聞いてたんだろうな。

そして改めて聞いてみると普通に良質なJ-POPで二度目のビックリ。聞かず嫌いは良くないなと思いました。


www.youtube.com

 

 

 

UNISON SQUARE GARDEN 9thアルバム。

割といつも通りのユニゾンっていう感じ。彼らに関しては期待を外さないポップロックを毎回提示してくれているのでそこへの心配は一切無いし、今回も安定した良い曲がズラリと揃っている。

個人的に「City peel」「Numbness like a ginger」がシティポップ風味のお洒落なテイストが入ってきたのが凄く意外だった。そしてこれが凄ーくマッチしていてユニゾンの新しい一面を垣間見た感じだった。

あと「恋する惑星」が最高。ホーンが入るユニゾンの曲はだいたい当たりなのである。


www.youtube.com

 

 

 

 

Specter

Specter

Amazon

ホロライブ所属のVtuber・星街すいせいの2ndアルバム。

田淵智也堀江晶太、キタニタツヤ、Ayaseなどなど名だたるアーティストが曲を提供している。

全体的にボカロ、アニソン辺りを通過したポップス的な作風。

提供陣を見ればわかるけどいわゆる声優ポップスでよく見るタイプの作風だけど、

彼女は歌唱力で一本で勝負してきて注目されてきたVtuberであって、その歌唱力があってこそ歌いこなせるようなメロディや曲構成がめっちゃ多くて、ポテンシャルの高さをヒシヒシと感じられる。

ライブ映えを意識してロック色を強めた作品ということだけど、程よくポップでオシャレな要素も散りばめられていてロック一辺倒になっていないのも好印象。

ベストソングにも挙げたけど「褪せたハナミドリ」がベストトラック。

 


www.youtube.com

 

 

Kode Talkers/Kode Talkers

TOKIO長瀬智也久保田光太郎が率いる「Kode Talkers」、その1stアルバム。

久保田光太郎は「5 AHEAD」辺りのTOKIOに曲をよく提供しており、長瀬自身の音楽の師匠的な人物だそうでその縁でバンドを組んだということでしょう。

長瀬主導の末期TOKIOはストレートなアメリカンロックだったんだけど、

Kode Talkersでは久保田光太郎が全曲書いているので末期TOKIOの続き感はさほどない。

骨太のロックンロール!って感じで久保田光太郎が曲提供し続けた世界観のTOKIOの未来…って感じだ。

何はともあれまた長瀬のヴォーカルが聞けたのが感動ものでした。やっぱり長瀬の声はめっちゃカッコいいよ。

「ハンディキャンディマン」の00年代前半TOKIO感はヤバいです。

 

 

2023年 年間ベストアルバム -洋楽-

はい、めっちゃ遅れました。2023年の年間ベストアルバム洋楽編です。

ちまちま書いてたら全然間に合わなかったです(笑)。

ちなみに順不同です。

 

 

The Beatlesのベストアルバム、通称「赤盤」「青盤」のリリースから50周年を記念してリリースされた2023年エディション盤。

赤盤には12曲、青盤には9曲が新たに追加収録され、最後の新曲と題された「Now and Then」も収録されている。

今作最大の特徴はやはり新技術で為されたデミックスであろう。青盤に収録されていた「Now And Then」は雑音の中からジョンの声だけど抽出して新曲として完成させていたが、その技術が使われて赤盤を中心に2023Mixとして収録されている(青盤は既にでラックエディション等でNew Mixが既出済みが多い)。

なんちゃってステレオだった初期曲が綺麗に楽器が分離して音の配置が再構成されてとても新鮮な気持ちで聞けた。そもそも50年も前の音源を新鮮な気持ちで聞ける体験が貴重すぎてそれだけでも満足度が高かったなぁ。

個人的には青盤収録のNew Mixをスルーしてたこともあって今更ながらホワイトアルバムの2018Mixめっちゃいいやん!ってなりました笑。


www.youtube.com

 

 

 

So Much (For) Stardust

So Much (For) Stardust

Amazon

Fall Out Boy 8枚目のアルバム。

今作の制作においてはプロデューサーに「From Under the Cork Tree」「Infiniy on High」などを手掛けたNeal Avronを再招集、古巣であるレーベルFueled By Ramenへの復帰も果たした。これだけ聞けば分かる人にはわかるが、今作はあの頃のFOBを今の時代に再現しようとしたギターロックアルバムである。

ここ最近のFOBも悪くは無かったけど、やっぱり羊の「Infiniy on High」がバンドの入り口だった身からするとこういう回帰的なアルバムが来ちゃうと手放しで嬉しくなっちゃうもんだよね。

もし2008年リリースの「Folie à Deux」の後に活動休止に入っていなければこういうアルバムを出していたんじゃないか?と思わせる作風でおそらくファンのみんなが期待していたFOBである。こういうのが聞きたかったんだよ!ありがとう!!!最高でした。


www.youtube.com



 

 

 

 

 

This Is Why

This Is Why

Amazon

Paramore 前作から6年ぶり6枚目のアルバム。

前作「After Laughter」が80'sに接近したダンサブルなポップロックだったのに対して

今作ではロックバンドらしいサウンドへ回帰。

ただ前述のFOBのようなエモ、ポップパンクへ戻ったというわけではなく

その要素を残しつつも、ポストロックに接近して新しいParamore像を提示した作品となっている。旧来のファンを置いてけぼりにしないで、なおかつイメージの刷新を図ろうとしていてそれにキチンと成功している辺りが凄いなと思う。

アルバム1作品としての充実度で言うと個人的にはParamoreの今作が2023年の洋楽の中では1番だった。


www.youtube.com

 

 

AUSTIN

AUSTIN

Amazon

Post Malone 5枚目となるアルバム。

ポップパンクに転向して大成功したMachine Gun Kelly同様にPost Maloneに今作ではラップしてない。Wikipediaでのジャンル分けもシンセポップ、インディーポップ、オルタナティブロックである。

といっても元々彼は「Better Now」や「Circles」などなど…メロディックな曲をこれまでもリリースしてきたわけであってそれが今回アルバムとしてまとまっただけといったイメージにこの変化には驚きはあんまり無かった。

内省的な世界観を見せつつも、今までよりも純度の高いポップミュージックを志すようになった今作は甘美なバラードも軽快なポップロックもお手の物という具合に上手く乗りこなしており、時代が違えば彼はバンドでデビューしてたんじゃないかと思わせるほど。

ラスト2曲のアコースティックな情感たっぷりなバラードは90'sのロック味を凄く感じられるので特にお気に入りのナンバーだ。

 

 


www.youtube.com

 

 

Foo Fighters 11枚目のアルバム。

長年のドラマーであったテイラーホーキンスが亡くなってから初のアルバム。

どこか歌詞であったり、テーマであったり色んな所に"喪失"を感じる。

テイラーがいたフーファイはサマソニで一回見たことがあるんだけど、実際にステージでのテイラーはバンド内のNo.2であったし、彼がいないとバンド内の空気は確実に変わってしまうんだろうなと思うんだけど、この作品は不在を感じさせないフーファイらしさど真ん中の熱いロックをこれでもかというくらいに表現している。

変化は避けられないのに変わらないであろうとする姿勢に涙なしには聞けない1枚。


www.youtube.com

 

Different Game -Digislee-

Different Game -Digislee-

  • アーティスト:Zombies
  • Cooking Vinyl
Amazon

The Zombies 8年ぶりとなるアルバム。

メンバーの年齢を考えてもそろそろ最後になるのか?と思うようなリリーススパンではあるが、とりあえずは出たことが嬉しい。

彼らと言えば「Odessey and Oracle」だが、ああいうサイケっぽい感じではなくて

バロックポップ、チェンバーポップというジャンルの方が似合うクラシカルな作風で

新鮮味や驚きは無いけど、50年以上続けたきた信頼できるポップスがずらっと並んでおり、その安心感でいつまでも聞いていたくなる。ラストの「The Sun Will Rise Again」はなぜか泣けてくる。


www.youtube.com

 

 

 

Noel Gallagher's High Flying Birds、4thアルバム。

前作「Who Built the Moon?」以降、意図的にOasis的なイメージの楽曲から距離を置いていたノエルだけど、今作ではOasis的なメロディ重視の作風に回帰。

一部例外はあるものの、基本的にはアコースティックなサウンドでここ10年くらいの作品では最もブリティッシュな匂いが強い作風。そして圧倒的なメロディセンス。「これが聞きたかったんだ!」と思わず叫んでしまうような内容だった。

どんな心境の変化があったのかは分からないけど、

ライブにおいてもソロ以降はずっとゲムとかに任せてた「Don't Look Back In Anger」のギターソロを自分で弾くようになっていたり、「Be Here Now」期の「Going Nowhere」を取り上げたりとソロにおいての音楽活動に何らかの変化が生じている感じはする。正直「Who Built the Moon?」の路線も大好きなんだけど、こういうアルバムを聞いちゃうとやっぱりノエルは良いメロディの曲を書いててほしいと思っちゃうな。


www.youtube.com

 

 

 

 

韓国のジャズピアニストLee Jin Ahのアルバム。

彼女のことはTwitterで誰か(フォロワーかな?)がこのアルバムをその月のベストに挙げていたことで知った。2023年は「URBAN K-POP」という書籍をきっかけにK-POPを聞いた1年だったんだけど、こういう自分の普段聞いてる音楽の領域外での出会いって凄く楽しいなぁと思う。

ジャージーなピアノの音作りを爽やかなポップミュージックの中に成立させているバランス感覚が素晴らしい。天使のように透き通ってちょっとガーリーな感じもするヴォーカルも良い。最初聞いた時は初期の坂本真綾を思い出しました。


www.youtube.com

 

 

 

アルゼンチンの女性シンガーMay Haffordによるカバーアルバム。

Spotifyの月間リスナーが150人程度なので無名に近いアーティストなんだけど、

Keaneのトムチャップリンが「November Day」をインスタで取り上げていたことをきっかけに彼女を知った。

「November Day」はKeaneの楽曲なんだけど、2021年に出たEPに収録されたデモでそんなマニアックな曲をカバーするってKeaneのファンなんだろうなという期待で聞いてみたんだけど、これが結構良かった。

カバー自体は原曲のイメージを崩さないものなんだけど、サウンド宅録でデスクトップのみで作り上げたようなシンプルなものに置き換わっていて、

その簡素さが彼女の透き通ったヴォーカルを際立させていて凄く良かった。

特にKeaneの「November Day」とLeonard Cohenの「Hallelujah」のカバーがお気に入り。


www.youtube.com

 

 

The Ballads Of Darren

The Ballads Of Darren

  • アーティスト:Blur
  • Warner
Amazon

Blur 8年ぶりとなるアルバム。

前作にあたる「The Magic Whip」はコンパクトなポップス寄りの作風だったのに対して今作はゆったりとしたバラード主体の作品になっている。

もはや現役時代のハツラツとした感じは無いけど、歳月を重ねた枯れた良さが良く出ている。音域の狭い曲も多く華やかなイメージとは程遠いけど、随所で見せつける捻くれたポップセンスがたまらない。

それにしても再結成前はアルバムに曲詰めまくるアーティスト四天王の1人だったのに今作は38分とだいぶ短い。Blurも変わりましたね…。


www.youtube.com

2023年 年間ベストソング

 

 

The Beatles / Now And Then

物心ついたときにはメンバー2人は他界してて、

ビートルズ自体は神格化されてもう既に"歴史"になってたのでリアルタイムで彼らの音楽を触れるっていうことはもう無いんだろうなぁと思ってた。

んだけど、まさか令和になって正真正銘ビートルズとしての新曲を聞けるとは…。その事実だけでも感動もの。

今回はジョンのデモからデミックスという新技術でジョンの声だけを綺麗に抽出して、アンソロジー期のジョージの演奏も含めて再構成したもの。

正直ビートルズの新曲っぽいかと言われるとは音の感触は最近のポールのソロっぽいなぁと思いましたけど、良い悪いを越えて胸に来るものがありますよね。

なんというか…ビートルズ好きで良かったなぁと。


www.youtube.com

 

 

 

花澤香菜/ドラマチックじゃなくても

 

1stアルバムの「claire」を彷彿とさせるようなウィスパーヴォイスで「おっ!?」と思ったんですけど、

あの時の渋谷系&アニソン、ここ数作のJ-POP感が今までも最も良いバランスで成立している、まさに今までの集大成のようなバラードに仕上がっててビックリ。花澤香菜のシングルは割と王道から外した曲が多かったので、こういうど真ん中!みたいなのが来たのは嬉しかった。

 

北川勝利ワークスとしても花澤香菜のヴォーカルとしても今まで1番良い。褒めすぎてごめん。そのくらい良かった。これが収録される来る新作アルバムが怖い‥(別に新作制作のニュースとかは出てないけど)。

 


www.youtube.com

 

 

King Gnu/SPECIALZ

大ヒットアニメである「呪術廻戦」にこんな曲を提供するKing Gnuヤバすぎだろ‥って思いました。何度も繰り返すように登場する印象的な「U R MY SPECIAL」のフレーズこそキャッチーですけど、サウンドは全然そんなこと無くてインダストリアルでヒップホップなビートの大衆向けとは言い難いアレンジ。

そしてこういうのがちゃんとヒットする。

俺が10代を過ごしてきた00~10年代とは明らかに違う風が吹いているんだなぁと実感させられました。今のリスナーは耳が肥えてるな。


www.youtube.com

 

 

Bring Me The Horizon / LosT

今年、日本で開催された主催フェス・NEX_FESTを成功させたばかりのBMTHの楽曲です。ここ数年はポップミュージックの接近が顕著でしたけど、今回はMy Chemical Romanceっぽいエモな表情も覗かせるポップパンク。

めちゃくちゃポップ。たぶん過去1ポップです。

その曲調からは想像させないような薬物中毒的な歌詞とR-15くらいのグロテスクなMVの落差も面白い。

まさにオリ―とジョーダンのソングライティングがこういった現在のBMTHサウンドの決定づけるものになっていたんですけど、数日前に伝えられたジョーダンの脱退…。

延期になってるPOST HUMANの続編はどうなるのか…。心配っす。。。


www.youtube.com

 

NORIKIYO,田我流/風を切って

緩やかでお洒落な80's風ビートにポジティブなリリックを乗せた楽曲。

トラックに合わせたようにノスタルジック&レトロなCM風のMVが非常にグッド。

なんでもNORIKIYOと田我流でコラボアルバムを作ってる最中でNORIKIYO逮捕になってしまったようなので、アルバムは随分と先になりそうっすなぁ…。

収監前に書き下ろしたトゲトゲしたアルバム「犯行声明」も良かったけど、曲単位だとこの曲がトラックもリリックも1番好きかな。


www.youtube.com

 

 

伊藤美来/laid back

新作のオープニングナンバー。これがまた最高です。

LUCKY TAPES的なメロウでオシャレな曲調が甘すぎるアニメ的な彼女の声を良い感じに包み込んでくれていて、優しいポップチューンになっています。

個人的に伊藤美来のお洒落なテイストの曲のファンで(「hello new pink」とか)、どちらかというとアナザーサイド的な立ち位置だったんだけど、今回のアルバムはそういう曲が増えてて良かったです。その系統の最高傑作がこの「laid back」に塗り替えられました。

(まぁこういう曲やるならツアーで生バンド引き連れてほしいんですけどねぇ…)


www.youtube.com

 

Linkin Park / Lost

20周年を記念してリイシューされた2ndアルバム「Meteora」に収録された当時の未発表曲。

チェスターが亡くなって早6年。海外のビックバンドはこのくらいのリリーススパンは普通なので、こうやって「新曲」が出てくるとまだ活動してるんじゃないか?という錯覚を起こしてしまう。そんなことを思うくらいチェスターの声は唯一無二だと思う。


www.youtube.com

 

 

星街すいせい/褪せたハナミドリ

ホロライブ所属のVtuberの2ndアルバム。ジャージなシティポップ調でこれはめちゃくちゃ良いのでは????となった。こういうのは大好物です。ピアノとブラスがめっちゃ良い仕事してます。

ちょっとサビでそれまでの雰囲気を裏切るようなポップな感じになる展開も好き。

 


www.youtube.com

 

 

Mr.Children/LOST

桜井和寿私小説的なアルバムと受け取られるような内容で賛否両論になった「miss you」。

サウンドも今までとかなり異なり、コバタケならまぁしないであろうかなりシンプルな味付け。

中でもこの「LOST」が比較的今までのミスチルっぽさを踏襲してるのかなと。

現状Spotifyでも先行配信された2曲を除いて一番再生されてる曲だし、Trailerで1番最初に流れる曲だし、メロディもたぶん今回のアルバムでは1,2番目を争うくらいに良い。

サウンドは割と抜けの良いアコースティックなロックなんだけど、

歌詞はなんでこんな諦念が滲んで後ろ向きなの?ってくらい暗くて、でもメロディは良い。この今までにないミスチルのバランス感覚が個人的にはハマった。


www.youtube.com

 

 

夏川椎菜/Bluff 2

新作からの新曲。アメリカンなロック。ネーミングはSong 2的なアレなのか?

これに関してはもう既にブログに書いてるので…

Aqua Timezをずっと聞いてた1年だったのでファンの血が滾ってしまったよ…。

redhotshow.hatenablog.com

 

 

 

 

大代真白,USAGI Production/デケェ女

えー。私の最近の推しである所のVTuberの曲です。

好きなところはおそらく同世代(か少し年上)で配信時間が1時間ちょいで終わる(長時間しない)、自分が仕事終わったタイミングで見れることが多い、企画内容が逝かれてるなどなどです。

エレクトロディスコな感じと珍妙な歌詞が"らしく"て良いなと思いました。

彼女が所属するグループ「あおぎり高校」のアルバムにも収録されてるのでぜひ(宣伝)

 


www.youtube.com

 

 

Noel Gallgher's High Flying Birds/Council Skies

12月に久々にノエルのライブ見てきました!!

やはり自分にとってのギターヒーローはノエルであって「Don’t Look Back In Anger」で自分でギターソロ弾いてる姿を見てめちゃくちゃ感動しちゃいました…(ソロ移行後は基本自分で弾いてなかった…)。

もちろん新作の曲も最高で、中でもこのタイトル曲がお気に入り。

ガッツリメロを聴かせるバラードも良いんだけど、こういう小粋なポップセンスを見せつける曲も好き。どっちかというとカップリングとかボーナストラックtかに入ってそうな空気感の曲だけど、そういうタイプの曲がタイトル曲になってるのが嬉しすぎる。


www.youtube.com

 

 

Galileo Galilei/君の季節

ふわふわした音像と美しいメロディーラインのバラード。尾崎雄貴のソングライティングのこういう憂いと感傷が入り混じるような感じが凄く好きだったなぁと昔、Galilei Galileiを好きになった頃の気持ちを思い出した。

音を削ぎ落してコーラスやアカペラといった"声"を主体にしたアレンジもメロディの美しさを際立たせている。Galileo Galilei史上最も美しい曲。

今回の新作アルバムは「汐」とか「I Like You」とかの粒ぞろいだったけど、個人的にはこの曲が一番良かった。


www.youtube.com

 

 

宝鐘マリン・Gawr Gura/SHINKIRO

ホロライブ所属のVtuberの2人による楽曲。

曲を聞けばすぐわかる、80'sフレーバーとザ・シティポップなアレンジ。

ここまでまんまだとちょっと笑ってしまった。MVもわたせせいぞうみたいな色合いの絵で狙ってるんだろうなぁ…と思いながら見てました。

オタク的には物語シリーズの「木枯らしセンティメント」を思い出した。というかまず最初にこっちを思い出した。

 


www.youtube.com