Quantum of Solace

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Aqua Timez「海いっぱいに降りしきる星」レビュー

 

 

 

Aqua TimezのNew Album「海いっぱいに降りしきる星」リリースされましたね!!

今回の再結成では新曲をリリースすることは明言されてましたけど、

数曲とのことでアルバムにするには数がどう考えても足りなかったので

すっかり出ないと思ってましたが、

なんと出ました!!

 

構成は

2024年から2025年にリリースされてきた新曲5曲に加えて、

再結成後のライブで披露された既存楽曲のリアレンジ楽曲のスタジオ音源が2曲、ライブ音源が1曲。そして「THE FIRST TAKE」にて披露された「虹」と「千の夜をこえて」の2曲を加えた全10曲となっております。

 

今までリリースされてきたオリジナルアルバムに比べると

少し特殊な構成ではあります。書き下ろしの新曲は無いですし、アルバムの半数がリアレンジとライブ音源。

そういった意味で感覚としては再結成したAqua Timezの道のりをそのままコンパイルしたような作品だなぁと個人的には思っています。

まぁ…まっさらなニューアルバムを聞きたかった…という思いが無いと言えばウソになりますが(笑)

それを踏まえたうえでも凄く良い曲が揃ったアルバムだと思います。

後期Aqua TimezとLittle Paradeの延長線上にあるような"らしさ"真ん中の「ヒトシズク」「深呼吸の理由」は文句なしに素晴らしいし、

長年のコラボ相手であった「BLEACH」を踏まえたうえで制作された「OLDROSE」と

デビューミニアルバムのタイトルを冠した20年越しのタイトルソング「空いっぱいに奏でる祈り」の2曲はどちらも内省的な空気感を持った、懐かしいAqua Timezの匂いを感じられる曲で、昔からのオタクである自分なんかは胸のど真ん中をぶち抜かれてしまった(マジで号泣した)。

そして「if you come」は今までに無いようなシンプルだけど、サビに向かうにつれて目の前が開けていくような晴れやかなアレンジがされていて、最後の最後に新境地を魅せてくれています。

このように再結成期間中に制作された新曲5曲はどれも本当に良い曲なので

配信という形でだけでなく、きちんと形に残るものとしてリリースしてくれて良かったなぁというのは心からの気持ちです。

 

リアレンジ曲に関しては選曲が超マニアック…(笑)

「僕の場所~evergreen~」も「メメント・モリ」もキャリアを通してもライブでそこまで多く演奏された曲じゃないし、「hana〜evalasting〜」に至っては2ndアルバム「ダレカの地上絵」の隠しトラック。

選曲の意図は分からないけど、再結成ツアーではこういうレア曲は結構選曲してるので

これまた昔からのオタクは胸を射抜かれるわけです。

リアレンジは非常にシンプルで曲のメロディと歌詞を聴かせることに方向に舵を切っている。純粋に曲の良さを再認識できるようなアレンジで素晴らしいです。

静と動の曲展開が印象的な「メメント・モリ」は完全なバラード曲に変化しているけど、もともとメッセージ性が強い曲だったので、この変化もとても自然なものとして受け入れられました。

 

そして「THE FIRST TAKE」の2曲。

「虹」は微妙に歌詞が変わっていて、それがそのまま歌詞カードに載ってるので

再結成の想いも込々の感じで良いなぁ~って思ったり、

「虹」も「千の夜をこえて」もキーが上がってるなぁ~とか色々思うことはあるけど、この2曲だけ他の録音もミックスも違うのでボーナストラック的な感じはする。音源というか映像でこれは見たい(笑)

 

 

初回限定盤には

再結成一発目のライブ「The FANtastic Live Re:loaded」の映像が収録。

6年という時間的空白はあったけど、MCの感じとか空気感があの頃のAqua Timezまんま。凄く懐かしい気持ちになった。

ただ、

2025年に「Re:visit」ツアーで見た時、映像としてリリースされたAqua Timez 20th Thanksgiving Live「空いっぱいに奏でる祈り」の様子と比べてみると、

まだまだバンドとして仕上がってない感が凄い。太志も歌詞や歌の入りを今までに見たこと無いくらいミスってるし、他のメンバーも妙に緊張してるし、曲数も13曲と少なめで本当にウォームアップライブって感じ。

まぁ貴重な活動再開の瞬間ということで…(笑)