まさかの嵐のネット進出。
しかもサブスクも解禁という…。数年前ならまず考えられない事態なので、このニュースが飛び込んできた時、文字通りひっくり返りました。
TLでは洋楽ばかり聞いていて嵐なんて聞かないような人たちが揃いも揃って
「この曲良いよね」と一気に嵐のツイートをしだして、やっぱり嵐は国民的アイドルなんだなぁと再認識しましたね。
そんなわけで今回はせっかく嵐がサブスク進出したということで
個人的に好きな嵐のシングルベスト10を紹介していきたいと思います(紹介したいだけの記事)。
A Day in Our Life
スケボーキングというヒップホップ系のロックバンドの作詞作曲編曲ということもあって、ガッチガチのヒップホップ曲。
デビュー曲「A・RA・SHI」でもラップを大胆に取り入れたが、この曲はラップの櫻井がほとんどメインで展開していく異色な曲。
今ではシングルでは数年に1回登板すればいいレベルのサクラップがここまでフューチャーされてて後追いで聞くと確実にビビる。
この時期の嵐はシングルで色々試行錯誤してる感があるけど、いわゆる国民的人気が出る前の時期だから出来た挑戦的なシングルだよなぁって思う。
きっと大丈夫
前作「Wish」くらいからポップに振り切れて楽曲的にも勢いとキャッチーさがグッと出てきたイメージがある。
この曲もサクラップが結構フューチャーされてるんだけど、管楽器のサウンドアレンジも底抜けに明るい歌詞とメロディも凄く良い。
今の嵐らしさに通じるものがこの辺が確立されてきてる気がする。
love so sweet
個人的な話になってしまうが、Aqua Timezの「決意の朝に」、そして嵐の「love so sweet」が音楽を好きになって意識的に買ってもらったCDである。
そんなわけでお金が無くて他にCDも買えなかった当時、死ぬほど繰り返し聞きまくった曲で、 もはや好きとか嫌いの域じゃない大切な1曲だ。
嵐にとっても出世作となったシングルだけど、それも納得の圧倒的なキラキラポップ。ここまでストレートに幸せそうな雰囲気を出されたら楽しくないわけがない。聞いてるだけで自然と笑顔になっちゃいそうだ。
嵐 - Love so sweet [Official Music Video]
Happiness
タイトルがド直球。
そのタイトルの通り、love so sweetに通じるポップで明るい多幸感溢れる1曲。
この曲の最大のポイントはやっぱりサビ。Bメロからサビへのメロディ展開も素晴らしいけど、
「走りだせ走りだせ」のついつい口ずさみたくなるようなメロディがヤバい。語彙力があれなんだけど、たぶん嵐のシングルで一番キャッチーなのってこの曲なんじゃないかなって思ってる。
余談だけどC/Wの「Still…」が実は「Happiness」より好きだったりする。
嵐 - Happiness [Official Music Video]
truth
「love so sweet」からここまでポップで明るい嵐が次々とリリースされてきたんだけど、この「truth」はダークな雰囲気を醸し出したシリアスな曲だ。
初期嵐を知らなかった当時の僕はこれを最初聞いたとき「これ嵐?」って思ったのを今でも覚えている。
それでもこの「truth」がこの年の売り上げ年間1位になるんだから当時の嵐の勢いと言ったら凄いよな。
大野主演の「魔王」の主題歌だったんだけど、ストーリー的になかなか救いの無い物語だったのでそれに即した曲だったんだろう。
この後もこの手のダークな曲はシングルでたまに出てくるけど、
この曲のストリングスアレンジの生み出すスリリングさ、救いの見えない歌詞は唯一無二だと思う。
嵐 - truth [Official Music Video]
Beautiful Days
2008年は「Step and Go」「One love」「truth」とホント嵐一色だったなぁと思う。
その最後を飾ったのがこのバラード。
なんかこういうテイストの美メロバラード系は90年代のSMAPなんかがよく歌ってたイメージあるんだけど、こういう曲を一周回って嵐が歌うようになったのが嵐もあの当時のSMAPのような位置にまで来たのかなと思わせる。
パッと聞いた感じは明るいメロディなんだけど、それとは裏腹に別れを歌った切ない歌詞がグッとくる。
Bittersweet
松潤主演のドラマ主題歌は、ポップで明るい嵐が提示されることが多い。
「love so sweet」とか「Love rainbow」とか。
この「Bittersweet」も例に漏れずポップで明るい嵐なんだけど、デジタルっぽいアレンジで楽曲にエレクトロ要素が導入されている点が異なってる。同じ年に「THE DIGITALIAN」ってアルバム出してるんだけど、このデジタルっぽさがポップで明るいだけじゃない「ビター」な部分を演出していて凄く好きだ。
I seek
管楽器とシンセサイザーのサウンドが年相応のオシャレな雰囲気を作っていて、大人の踊れる1曲といった趣き。グルーヴィーなトラックも相まって凄くカッコイイ。
この曲はリリース当時さらっと聞き流していて、後でアルバムで聞きなおして「なんでこんな良い曲覚えてなかったんだ!?」って思った記憶がある(笑)
復活LOVE
作詞:竹内まりや・作曲編曲:山下達郎という豪華すぎる提供布陣。
山下達郎が何処まで制作に関与してるかは分からないけど、明らかにヴォーカルディレクションとか歌割の感じがいつもの嵐ではない感じ。グッと色気が出て、普段とは違う大人なラブソングに仕上がっている。
山下達郎といえばキンキキッズのイメージが強いけど、新境地的な感じにはなったけど結果的に嵐に新しい魅力を生み出すことになって凄く良かった。
Turning Up
嵐初のデジタルシングル。
世界に向けてリリースされた初の曲ということもあって凄くワールドナイズされたサウンドだなぁと最初聞いた時は思った。
Bメロにラップっぽいメロディを入れるのも斬新だなぁと思ったし、サビでガッツリ盛り上げる感じでもないのも、良い意味で嵐っぽくなくて良い。
久々にカッコいいサクラップも聞けたし、嵐らしさを度外視しても純粋に良い曲だなと感じた。嵐に嵐っぽさ以外は期待してないところはあるのでそういう所以外で良いなって感じるのは初めてかもしれない。
ARASHI - Turning Up [Official Music Video]
こうやって改めて嵐の曲を振り返ってみたけど、
やっぱり良い曲が多いなぁと思った。こうやってサブスク解禁されたことで
前はCDを借りるか買うかしなきゃ聞けなかった曲に格段にアクセスしやすくなったのはホントに嬉しい。
そしてそれを他の人と簡単に共有できるようになった。これは大きいなと思う。
たぶんみんなが思っている以上にジャニーズの音楽ってファン以外の心に残ってるものだと思うし。
そんなCDでしか聞けない閉鎖的状況を嵐を打破してくれたのはホントにありがとうって感じです。