気が付いたら聞いてる新譜も増えてたので備忘録的な意味合いも込めて書いときます。
ジョン復帰のレッチリ。
発売されてから1か月くらい経つけど未だに聞いてる。
だけどそれは過去を上回る傑作!だからという理由では無くて、
良い意味でも悪い意味でも驚きの少ない安心感のあるレッチリだからかな。
「By The Way」のB面のようでもあり、「Stadium Arcadium」のB面のようでもある。
今までのようなアンセムはほぼほぼ無いけど、ジョンが復帰しただけであの頃の空気感に戻れるのはホントに凄い。
自分はそのあの頃のリアルタイムで知らないので、それを追体験したいっていう意味でも聞いてる。あと「Veronica」のメロウっぷりに泣ける。
話題沸騰中のケンドリックラマーの新作。
…正直よくわかんない。結構ピアノをメインに据えたビート作りは良いなって思ったんだけど、アンセム的な爆発力のある曲が1曲も無いのでハマり切れない感じ。
いやそうじゃないでしょケンドリックラマーの聴き方は!って言われそうだけど、
音楽に政治的なメッセージや警鐘とか求めないし、そもそも文化的な違いがそれを理解するためのハードルが高すぎる。理解したとしても、俺のリスナーとしてのスタンスを考えるとおそらく疲れるだけだと思うんで、今回は縁が無かったということで…。
「To Pimp a Butterfly」はその辺を度外視しても音だけで圧倒的に楽しめたので、個人的にはそういう方が好き。
音楽グループfhanaの4年ぶりのアルバム。
アニメタイアップのシングル曲ばかりが注目が集まるけど、fhanaの真価はアルバムにあると前々から思ってて、それは今作でも健在。
特にコンセプトの強い作品になってるがゆえにアルバムとしての完成度、ポップスとしての強度はこれまでで一番強いと思う。
聞いてて面白かったのは結構もろにThe 1975に影響受けました!なサウンドアプローチが見受けられて点。こういった感じにfhanaはクリエイターとしての同時代性をちょこちょこ感じるのは良いなって毎回思う。
hololive所属のVTuber 宝鐘マリンの新曲。
作編曲がサクラ大戦やワンピース、ジョジョの曲で著名な田中公平というトンデモナイ豪華な采配。
ブラスをふんだんに取り入れた壮大なオーケストレーション的なサウンドに耳を奪われる。そんじょそこらのVtuberの曲では太刀打ちでき無さそうな曲の強度で素晴らしい。
お歌は正直そこまで…だけどそこはご愛敬。
Jack White久々の新作。
前作がちょっと捻った内容だったので、今作のギターぶっ飛びっぷりには歓喜。
カオスな勢いで盛りだくさんの展開で相変わらずの圧の強さなんだけど、とにかく高いテンションで最後まで轟音でぶっ飛ばしてくれるので最高の一言しか出てこない。
今年はなんともう1枚アルバムを準備しているとのことなのでそっちも楽しみでしかない。
雨宮天の新曲。今回は「PARADOX」に続くキュートポップ系統の楽曲。
「PARADOX」がスカテイストだったのに対してこちらはよりダンサブルな方向性に。
C/Wの「SOS」も同じタイプの曲。正直どっちがA面でも変わんない(笑)けど、個人的には「SOS」の方が曲にエモ(ジャンル的な意味で)を感じるので好きかな。
あと眼鏡天ちゃんは凄い可愛い。
66年に「Walk Away Renee(愛しのルネ)」が大ヒットを記録したバンド・The Left Bankeの蔵出し音源EP。
バンド自体はメンバー間のゴタゴタもあり、短命で終わっており(69年解散)、2022年現在は主だったメンバーは全員この世を去っている。
そんな中出てきたこの音源は2001年にメンバーの2人が制作したものの、当時はリリースの陽の目を見なかったモノ。
バロックポップと言われた彼らの良さがそのまま…とは言わない。というかほぼデモみたいな作りでこれで完成形なのか?って言われると微妙な所だけど
愁いのあるメロディアスな曲はあの頃のまんま。なんで2001年当時出なかったんだろうなぁ…。
86年にリリースされた未発表アルバム「Stranger On a Train」の2022年再発版にも収録されている模様。
米津さんの新曲。
えーシン・ウルトラマン見てきましたよ!賛否両論あるっぽいですけど、個人的には凄く良かったです。特撮を通ってきた人なら何かしら感じるところはあるんじゃないですかね?
でその主題歌がこの「M八七」。
曲自体は嵐に提供した「カイト」に似てるな~ってまず思ったんですけど、歌詞の強さがね、良い。「君が望むなら それが強く答えてくれるのだ」。おぉ…瞼の裏に憧れだったあのヒーローが浮かんでくる…。
こういったタイアップにきっちり寄せて涙腺を刺激してくるとこはズルいなって常々思ってます。
効果音満載、カオスな「POP SONG」も妙に艶やかなエレクトロニクスな「ETA」とC/Wも充実してる。相変わらず凄い情報量だなと感じます。
Charlie Puthの新曲。今年出るアルバムからの2枚目の先行シングル。
ワイルドスピードの「See You Again」でもそうだったけど、
パーソナルでなおかつ感傷的なバラードを歌わせたから彼はホント素晴らしくて、この曲もそのタイプ。MVでフレディ・マーキュリーの格好してるのはいみわからんが。
彼の前作「Voicenotes」は個人的には80'sテイストと取り入れつつ、それを現代のポップに上手い具合に昇華させた大傑作アルバムだと思ってたんだけど、
あんまり良い評価が聞かなかったのはホント不満で。
そんな彼が満を持して4年ぶりにアルバムを出すということで期待しないわけがない。
アルバム、期待して待ってます。