僕にとって今までも、そしてこれからも一番好きであり続けるバンドがあります。
それがAqua Timezです。
小学生の頃に映画「ブレイブストーリー」で彼らと出会ってからずっと彼らを追い続けてきました。途中でちょっと他のアーティストに浮気したり、ライブ行かない時期だったりありましたが(笑)
彼らが最後まで1番好きなアーティストであることには変わりはなかったです。
去年惜しくも解散してしまいましたが、
先日、ついにヴォーカリストの太志がソロプロジェクト「Little Parade」を始動させました。
まだ全貌は明かされていないプロジェクトですが、曲作りをしてることは以前にTwitterで明かしていたので何らかの音楽を伴うものだと思います。
個人的には
他のメンバーがそれぞれの道を進んでいる中で月1のツイートでしか生存確認できなかった太志が「ようやくまた歌を歌うことを決めてくれたっ…ありがとうっ」といった心境です。
そんなこんなで今回は新プロジェクト「Little Parade」に期待を寄せつつ、太志がAqua Timezで残してきた名曲を振り返っていきたいと思います…独断と偏見で!!!
【ALONES」
4thシングル。アニメBLEACHのOPとして有名な1曲。
実はリアルタイムで新曲として触れたのはこの「ALONES」が最初だったりします。
シングルとして初めてロックを全面に押し出した曲で、当時中学生かな?の僕は
「めっちゃカッコいい…でも歌詞が凄い繊細じゃ…なんだこの曲は」とビックリした記憶があります。
彼らの曲のテーマの根幹には「孤独」がずーっとあって、こういった激しめの曲でもそれが突き通されてます。曲名も「ALONE」に複数形の「S」をつけて「君は独りぼっちじゃないよ」っていうメッセージが込められているんだよね。エモい。
【Perfect World】
1stアルバム「風をあつめて」収録曲。
実はAqua Timezで1番好きな曲はこの曲。
サビの「幸せのあては無いけど、どこか遠くに行きたかった」の何とも言えないフワフワした気持ちは初めて聞いた時よりも社会人になって日々に忙殺されて生きる今の方が響く気がします。
どうしようもないことばかりの毎日、全て放り出してしまいたくなりますけど、
どうあがいても僕は僕ではない、ありのままを受け入れる勇気を聞くたびにくれる曲です。まだ「確かなもの」が出会えてない僕がいつか「確かなもの」に出会えますように。
【Mr.ロードランナー】
2ndminiアルバム「「七色の落書き」」収録曲。
強烈なギターリフがまるでRage Against the Machine…
Aqua Timezのパブリックイメージからは大きく逸脱したゴリゴリのラップロックチューン。
もともと太志はヒップホップの影響を強く受けてるし、ギターの大介とベースのOKPはハードロック&ヘビーメタル系の活動をしてきた人だったのでそれを考えると全然おかしくない曲調なんだけど…なかなかのゴリゴリ具合。
後々ハードロックとかもよく聞くようになるんだけど、そういうのを聞く土壌がここで育っていたんだなぁ・・・と今となっては思う。
こういうのは初期にしかやってないんだけど、今聞いても全然カッコよく思うし、もっとやってほしかったなぁと思ったり。
【HOME】
5thアルバム「because you are you」収録曲。
太志が描いた「家族」「愛」の集大成のようなバラード。一人暮らしをするようになってから帰るべき場所があることの大切さを身に染みて感じるようになって、この曲の良さを再認識しました。
太志は早くにお父さんを亡くしているので、こういうメッセージも凄く切実に伝わってくる。
「HOME」と呼べる場所、人にはきちんと感謝に言葉を伝えなきゃなと。
【STAY GOLD】
9thシングル。代々木ゼミナールのCMソング。だけど1年後のいきものがかりの曲ばっかりイメージ強くてこの曲はイメージ薄…ゴホンゴホン。
個人的にはAqua Timezのシングルの中で彼らの持ち味が一番出てる曲はこの「STAY GOLD」だと思います。
「個々を認める 」っていうテーマもAqua Timezの曲中にはよく出てきて(そしてこれはやはり孤独に起因するものだと思う)、
自分自身のらしさの確立という意味、そして向かい合うべき相手との違いを受け入れることをストレートに歌っているのがこの曲。
一人ひとり、自我を持った別の人間だから完璧に分かり合うのは難しい。でもだけど…っていうそういうのがAqua Timezらしいなと。
【12月のひまわり】
19thシングルにしてラストシングル。
太志の出身地岐阜市とのコラボレーションなんかもあったから、すごく郷愁を誘うノスタルジックなバラード。
Aqua Timezらしい曲ではあるんだけど、明確に過去を振り返って歌うというが珍しいなぁと発売当時は思った記憶がある。
あと太志が以前詩集で語っていたこと「音楽が一緒にしゃがみ込んでくれたこと」を歌詞にそのまま反映させていて、グッときた。
多分音楽が好きな人はこういう経験は誰もがあると思う。
そして僕と一緒にしゃがみ込んでくれて、一緒に立ち上がったのはAqua Timezだったなぁ。
【決意の朝に】
1stシングル。
映画「ブレイブストーリー」のCMでこの曲が掛かっているのを聞いて
「辛いとき辛いと言えたらいいのにな」というフレーズに胸をグッと掴まれました。
そこからずーっとAqua Timezのファン。
他の人とと上手くやれずに悩んでいた僕と一緒にしゃがみ込んでくれた友達みたいな曲。
そしてこの曲は聞くたびに心が初めて聞いた小学生の頃に一瞬で戻れる不思議で特別な曲でもあります。
ラストライブでやった時は正直泣いちゃいました。また聞きたいな。
とこんな具合です。
今の気持ちとテンションで書きなぐっているので
他にも選びたい曲は山のようにあるんですけど、今回はとりあえずこれで締めとさせてもらいます。
太志の新プロジェクトがどんなものになるかは想像もできませんが、
たぶんきっとAqua Timezとは違った風景を見せてくれると思います。
僕を10年以上虜にしたバンドのソングライターなんですから、そこには何の心配もしてないですっ(笑)