The Beatles / Now And Then
物心ついたときにはメンバー2人は他界してて、
ビートルズ自体は神格化されてもう既に"歴史"になってたのでリアルタイムで彼らの音楽を触れるっていうことはもう無いんだろうなぁと思ってた。
んだけど、まさか令和になって正真正銘ビートルズとしての新曲を聞けるとは…。その事実だけでも感動もの。
今回はジョンのデモからデミックスという新技術でジョンの声だけを綺麗に抽出して、アンソロジー期のジョージの演奏も含めて再構成したもの。
正直ビートルズの新曲っぽいかと言われるとは音の感触は最近のポールのソロっぽいなぁと思いましたけど、良い悪いを越えて胸に来るものがありますよね。
なんというか…ビートルズ好きで良かったなぁと。
花澤香菜/ドラマチックじゃなくても
1stアルバムの「claire」を彷彿とさせるようなウィスパーヴォイスで「おっ!?」と思ったんですけど、
あの時の渋谷系&アニソン、ここ数作のJ-POP感が今までも最も良いバランスで成立している、まさに今までの集大成のようなバラードに仕上がっててビックリ。花澤香菜のシングルは割と王道から外した曲が多かったので、こういうど真ん中!みたいなのが来たのは嬉しかった。
北川勝利ワークスとしても花澤香菜のヴォーカルとしても今まで1番良い。褒めすぎてごめん。そのくらい良かった。これが収録される来る新作アルバムが怖い‥(別に新作制作のニュースとかは出てないけど)。
King Gnu/SPECIALZ
大ヒットアニメである「呪術廻戦」にこんな曲を提供するKing Gnuヤバすぎだろ‥って思いました。何度も繰り返すように登場する印象的な「U R MY SPECIAL」のフレーズこそキャッチーですけど、サウンドは全然そんなこと無くてインダストリアルでヒップホップなビートの大衆向けとは言い難いアレンジ。
そしてこういうのがちゃんとヒットする。
俺が10代を過ごしてきた00~10年代とは明らかに違う風が吹いているんだなぁと実感させられました。今のリスナーは耳が肥えてるな。
Bring Me The Horizon / LosT
今年、日本で開催された主催フェス・NEX_FESTを成功させたばかりのBMTHの楽曲です。ここ数年はポップミュージックの接近が顕著でしたけど、今回はMy Chemical Romanceっぽいエモな表情も覗かせるポップパンク。
めちゃくちゃポップ。たぶん過去1ポップです。
その曲調からは想像させないような薬物中毒的な歌詞とR-15くらいのグロテスクなMVの落差も面白い。
まさにオリ―とジョーダンのソングライティングがこういった現在のBMTHサウンドの決定づけるものになっていたんですけど、数日前に伝えられたジョーダンの脱退…。
延期になってるPOST HUMANの続編はどうなるのか…。心配っす。。。
NORIKIYO,田我流/風を切って
緩やかでお洒落な80's風ビートにポジティブなリリックを乗せた楽曲。
トラックに合わせたようにノスタルジック&レトロなCM風のMVが非常にグッド。
なんでもNORIKIYOと田我流でコラボアルバムを作ってる最中でNORIKIYO逮捕になってしまったようなので、アルバムは随分と先になりそうっすなぁ…。
収監前に書き下ろしたトゲトゲしたアルバム「犯行声明」も良かったけど、曲単位だとこの曲がトラックもリリックも1番好きかな。
伊藤美来/laid back
新作のオープニングナンバー。これがまた最高です。
LUCKY TAPES的なメロウでオシャレな曲調が甘すぎるアニメ的な彼女の声を良い感じに包み込んでくれていて、優しいポップチューンになっています。
個人的に伊藤美来のお洒落なテイストの曲のファンで(「hello new pink」とか)、どちらかというとアナザーサイド的な立ち位置だったんだけど、今回のアルバムはそういう曲が増えてて良かったです。その系統の最高傑作がこの「laid back」に塗り替えられました。
(まぁこういう曲やるならツアーで生バンド引き連れてほしいんですけどねぇ…)
Linkin Park / Lost
20周年を記念してリイシューされた2ndアルバム「Meteora」に収録された当時の未発表曲。
チェスターが亡くなって早6年。海外のビックバンドはこのくらいのリリーススパンは普通なので、こうやって「新曲」が出てくるとまだ活動してるんじゃないか?という錯覚を起こしてしまう。そんなことを思うくらいチェスターの声は唯一無二だと思う。
星街すいせい/褪せたハナミドリ
ホロライブ所属のVtuberの2ndアルバム。ジャージなシティポップ調でこれはめちゃくちゃ良いのでは????となった。こういうのは大好物です。ピアノとブラスがめっちゃ良い仕事してます。
ちょっとサビでそれまでの雰囲気を裏切るようなポップな感じになる展開も好き。
Mr.Children/LOST
桜井和寿の私小説的なアルバムと受け取られるような内容で賛否両論になった「miss you」。
サウンドも今までとかなり異なり、コバタケならまぁしないであろうかなりシンプルな味付け。
中でもこの「LOST」が比較的今までのミスチルっぽさを踏襲してるのかなと。
現状Spotifyでも先行配信された2曲を除いて一番再生されてる曲だし、Trailerで1番最初に流れる曲だし、メロディもたぶん今回のアルバムでは1,2番目を争うくらいに良い。
サウンドは割と抜けの良いアコースティックなロックなんだけど、
歌詞はなんでこんな諦念が滲んで後ろ向きなの?ってくらい暗くて、でもメロディは良い。この今までにないミスチルのバランス感覚が個人的にはハマった。
夏川椎菜/Bluff 2
新作からの新曲。アメリカンなロック。ネーミングはSong 2的なアレなのか?
これに関してはもう既にブログに書いてるので…
Aqua Timezをずっと聞いてた1年だったのでファンの血が滾ってしまったよ…。
大代真白,USAGI Production/デケェ女
えー。私の最近の推しである所のVTuberの曲です。
好きなところはおそらく同世代(か少し年上)で配信時間が1時間ちょいで終わる(長時間しない)、自分が仕事終わったタイミングで見れることが多い、企画内容が逝かれてるなどなどです。
エレクトロディスコな感じと珍妙な歌詞が"らしく"て良いなと思いました。
彼女が所属するグループ「あおぎり高校」のアルバムにも収録されてるのでぜひ(宣伝)
Noel Gallgher's High Flying Birds/Council Skies
12月に久々にノエルのライブ見てきました!!
やはり自分にとってのギターヒーローはノエルであって「Don’t Look Back In Anger」で自分でギターソロ弾いてる姿を見てめちゃくちゃ感動しちゃいました…(ソロ移行後は基本自分で弾いてなかった…)。
もちろん新作の曲も最高で、中でもこのタイトル曲がお気に入り。
ガッツリメロを聴かせるバラードも良いんだけど、こういう小粋なポップセンスを見せつける曲も好き。どっちかというとカップリングとかボーナストラックtかに入ってそうな空気感の曲だけど、そういうタイプの曲がタイトル曲になってるのが嬉しすぎる。
Galileo Galilei/君の季節
ふわふわした音像と美しいメロディーラインのバラード。尾崎雄貴のソングライティングのこういう憂いと感傷が入り混じるような感じが凄く好きだったなぁと昔、Galilei Galileiを好きになった頃の気持ちを思い出した。
音を削ぎ落してコーラスやアカペラといった"声"を主体にしたアレンジもメロディの美しさを際立たせている。Galileo Galilei史上最も美しい曲。
今回の新作アルバムは「汐」とか「I Like You」とかの粒ぞろいだったけど、個人的にはこの曲が一番良かった。
宝鐘マリン・Gawr Gura/SHINKIRO
ホロライブ所属のVtuberの2人による楽曲。
曲を聞けばすぐわかる、80'sフレーバーとザ・シティポップなアレンジ。
ここまでまんまだとちょっと笑ってしまった。MVもわたせせいぞうみたいな色合いの絵で狙ってるんだろうなぁ…と思いながら見てました。
オタク的には物語シリーズの「木枯らしセンティメント」を思い出した。というかまず最初にこっちを思い出した。