昨年公開されて世界、そして日本でも大ヒットを記録したQueenフレディ・マーキュリーの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」、みなさんはご覧になりましたか?
僕はもちろん劇場で見ました。
この映画、企画が持ち上がってからフレディ役が降板したり、撮影終盤で監督が辞めたりと「おいおい大丈夫か?」と思うような出来事が起こってたんですが、
完成品はそんなゴタゴタを感じさせないキチンとした作品に仕上がってました。
実は批評家の評判は悪かったんですが、
観客からの絶賛が下馬評を覆してアカデミー賞でも最多4冠に。
この「ボヘミアン・ラプソディ」の成功で
ミュージシャンの伝記映画が続々出てきそうで、
Rocketman (2019) - Official Teaser Trailer - Paramount Pictures
有名どころで言うと
ホイットニーヒューストンの伝記映画「ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~」とキングスマンで著名なタロン・エガートンがエルトンジョンを演じた「ロケットマン」が今年公開されます。
でも、この2つに関しては"たまたま"「ボヘミアンラプソディ」と公開時期が近かっただけでしょう。
なのでこれから製作されるもので次の「ボヘミアンラプソディ」に成りうる映画があるんですよ…。
それがJourneyのアーネルピネダの伝記映画「ドント・ストップ・ビリーヴィン(仮)」!
軽くバンドの説明を…。
Journeyは70年代から80年代にアメリカを中心に大成功を収めたロックバンド。
「Don't Stop Believin'」「Open Arms」「Separate Ways (Worlds Apart)」のヒット曲で知られている。
映画「海猿」の主題歌に起用されたり、
日本でもヒットした海外ドラマ「GREE」に彼らの曲が使われリバイバルヒットしたり、
最近で言うとレキシが「KATOKU」という曲のMVで前述の「Separate Ways (Worlds Apart)」のMVをかなりの完成度の高さでパロってるのが話題になりました。
レキシ - 「KATOKU」 Music Video (YouTube ver.)
Journey - Separate Ways (Worlds Apart) (Official Music Video)
Journeyはメンバー全員が腕利きでプレイヤーとしての評価も非常に高いんですが、
その中でもヴォーカル・スティーブペリーは「THE VOICE」という異名が付くほど。彼が参加した「ウィーアーザーワールド」でも短いパートだけで存在感が段違いですし、
実際にその声の唯一無二の素晴らしさは聞いてもらえれば分かると思います。
彼が98年にバンドを脱退後、バンドは長らく低迷。
後任のヴォーカルも脱退してしまい、2007年に活動を一度休止してしまいます。
その後、ヴォーカルとして抜擢されたのが
フィリピン人のアーネルピネダ。
完璧なアジア人です。しかもビックリなのが2年間ホームレスを経験していて、当時40歳で文字通り無名ミュージシャンだったこと。
そんな彼がたまたまYoutubeにあげたJourneyのカバー曲が新たなヴォーカリストを探していたJourneyのメンバーの目に留まり、大抜擢に至ったという。
「信じることを止めないで」に生きてきたからこそ掴みとったチャンスをものにした
アーネルは現在もJourneyのヴォーカリストして歌っています。
事実は小説よりも奇なりを地で行くシンデレラストーリー(アメリカンドリームというべきかな)は2013年にドキュメンタリー映画として公開されていますが、
現在、このアーネルの物語が伝記映画として制作進行中とのこと。
製作が進行中っていう話なので公開なんて4~5年以上先の話になっちゃうかもしれないですけど、ぶっちゃけ物語のポテンシャルとしては「ボヘミアン・ラプソディ」以上のものがあると思うんですよね・・・。
なので、Journey知っておいて損はないですよっていう記事でした。
こんな記事書いておいて映画制作が頓挫しちゃったら凄い恥ずかしいんですけど
仮に映画が完成して公開に漕ぎつけてあわよくばヒットしたら
「映画製作前からこんな記事書いてたぜ」って自慢したい。
Journey - Don't Stop Believin' - Live