Quantum of Solace

好きなことを書きたいときに

Oasis&ギャラガー兄弟 個人的アルバムランキング

 

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好きなアーティストのアルバムにランク付けするのって難しい。

これが好き!っていう1枚はあってもすべての作品に順位をつけるってなるとさらにムズイ。

最初聞いた時は良さが分からなかったのに、改めて聞き返したら「結構イイじゃん!」っていうのもあるし、逆も然り。

そもそも好きなアーティストで「好き」というフォーマットに入ってるだけあって、

好みの差なんてホント紙一重だと思うしね。

 

そんなこんなで今回はOasisのアルバムのランク付けなんかをやってみたいと思います。

あんまりブログでは言った事なかったかもしれないすけど

洋楽で1番最初に好きになったのがOasisでなおかつ1番好きなアーティストでもあります。相変わらずノエル&リアムは仲直りする気配はありませんが…。

 

対象作品はこちら

Oasisのオリジナルアルバム7枚&編集盤「The Masterplan」。

Beady Eyeのオリジナルアルバム2枚。

Noel Gallagher's High Flying Birdsのオリジナルアルバム3枚。

Liam Gallagherのオリジナルアルバム2枚。

 

ライブ盤、ベスト盤、EPはとりあえず除外してます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではどうぞ。

第15位 「Beady Eye / BE」

ビー

ビー

 

ごめんなさい…。ワーストはBeady EyeのBEです。

実はこれ、自分がOasis好きになってから初めて手に取ったOasis関連の新作なんですよね。そういった意味では思い出深い1枚ではあります。

Beady Eyeの1stが思ったほど売れず、次なる一手としてリリースしたBEは「みんなが歌える曲」をほぼ封印して、サウンドプロダクションに凝って脱Oasisを目指したアルバム。

「Flick Of Finger」とかめっちゃカッコいいアレンジしてるんですけど、アルバムとしてみると圧倒的にアンセムが足りないんすよね…。サウンドで冒険してる分、メロディが冴え切らない曲が多くてシンガロングできそうなシングル的なのが「Iz Rite」のみ。こりゃ物足りない。

結局これもOasisを求める人たちには受けずに、セールスも前作以下に。まぁ正直予想通りって感じ。

個人的には嫌いではないですが、いかんせんメロディがぱっとしない曲が多いんすよね。前作と足して2で割ったらちょうどいいんじゃね?って思ってます。

 

 

第14位 「Beady Eye / Different Gear, Still Speeding」 

すんませんBeady Eye 2連続です。

Oasis後期のメンバーからノエルが抜けてそのままできたのがBeady Eye。

ですけど、音楽性的には結構オールド志向というかあんまりOasisっぽくない。ノエルという圧倒的なソングライターがいなくなった分、ルーツ志向が表出してきた感じかな。

The Rolling StonesThe Who、The La'sなんかの影響プンプン。そういった意味では面白いアルバムだと思う。小粋なピアノロック「Bring The Light」とか圧倒的なアンセムチューン「The Beat Goes On」とか粒ぞろいに良い曲が揃ってる。

そう、曲単位だと結構好きなのが揃ってるんですよねこのアルバム。

でも…全部が全部シングル的過ぎるという。誤解を恐れずに言うとこれはシングル集です。アルバムとしては散漫すぎて…なんとも言い難い。

Oasisの「(What's The Story?)Morning Glory」もシングル集的な側面はあったけど、今作はちょっとやりすぎ。

 

 

 

 

第13位 「Oasis / Heathen Chemistry

ヒーザン・ケミストリー

ヒーザン・ケミストリー

  • アーティスト:オアシス
  • 発売日: 2002/06/26
  • メディア: CD
 

 お次、Oasisの5thアルバムです。

アンディとゲムが本格参戦して新生Oasis1発目。そんなわけで気合も十分でシングルは名曲だらけ。

後期Oasisの代表曲「Stop Crying Your Heart Out」「Little By Little」が入ってる。この2曲は個人的にも大好きな曲で特に「Little By Little」はノエルのライブを初めて見たとき良すぎて感極まった思い出もあるくらい好き。

そんな2曲が入ってるだけでもう最強じゃんって言いたくなる気持ちもあるんですけど。

でも今作、ノエル以外も曲書いてるんですよねぇ…。ノエルが全曲書く体制が本格的に崩れたのも今作から。自分は生粋のノエル信者なので他メンバーの曲はそんなに好きになれないんすよね。

今回はリアムが微妙。「Songbird」は良いんだけどアルバムを締める2曲。これがなぁ…「Better Man」じゃどうにも締まらないよぉ。どうせならC/Wに入ってたThe Whoのカバーの「My Generation」を最後に入れちゃった方がライブのラスト!って感じで締まる気がする。

 

 

 第12位 「Oasis / Standing On The Shoulder Of Giants」

スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ
 

 次はOasisの4th。

OasisのライブSEには欠かせない「Fuckin' In The Bushes」が収録されているんですけど、基本的には語られることがあんまりないアルバム。

3rdはノエルが嫌い、リアムとボーンヘッドが最高傑作だと言ってるけど、4thに言及してるのはあんまり見ない。そんな可哀想な4thです。

過去3作とは明確に違うのがサイケデリックを志向してる点。サウンドにもスケール感が出て、世界観がなんかディープ。ちょうどリアムの声がしゃがれ始めた時期でもあって、これがこの作品の方向性と奇跡的にマッチしている。

大好きなアルバムではないけど、今作にしかない色は確実にあって、それが魅力的でふとたまに聞きたくなる。ごーれりらー♪ごーれりりー♪

 

 

第11位 「Oasis  /  Dig Out Your Soul」

ディグ・アウト・ユア・ソウル(初回生産限定盤)(DVD付)

ディグ・アウト・ユア・ソウル(初回生産限定盤)(DVD付)

  • アーティスト:オアシス
  • 発売日: 2008/10/01
  • メディア: CD
 

Oasis7枚目にして最終作。

ジャケ写が「サイケだなぁ~」って感じるけどその通り、4th「Standing On The Shoulder Of Giants」 と同様サイケ路線。

といってもリードシングル「The Shock Of The Lightning」がストレートなギターロックだったりするし、「Waiting For The Rapture」なんかも分厚いロックサウンドがズンズン来るタイプの曲だし、過去作に比べてもバンドサウンドが逞しくなってる印象。

5th「Heathen Chemistry」ではノエル以外のメンバー作の曲はイマイチなんてことも書いたけど、この頃はもはや違和感なくハマっていて

特にリアムはキャリア屈指の名曲「I'm Outta Time」を書き上げる成長っぷり。

でもなぁ、なんでこの良さがBeady Eyeじゃでなかったんだろうなぁ。

 

 

 

 

 第10位  「Oasis / The Masterplan」

ザ・マスタープラン

ザ・マスタープラン

  • アーティスト:オアシス
  • 発売日: 1998/10/28
  • メディア: CD
 

 波乱!!!!

オリジナルアルバムを差し置いて1番好き!っていう人も結構いるというB面編集盤「

The Masterplan」、自分はこの位置に置きます。

いや嫌いじゃないですよ、むしろ曲は大好きっすよ。そりゃ全盛期のC/W集だもん。メロディもキレキレだしリアムの歌いっぷりも最高。

でも、個人的なことを言うとこの「The Masterplan」をアルバムとしては聞いたことがほとんどないんすよね。

C/Wを並び替えただけでアルバムとしてはまとまりがなかったし、

なんならこれを聞きこむ前にこの2作に収録された曲がほぼ網羅された「Definitely Maybe」「(What's The Story?) Morning Glory」のデラックスエディションが出ちゃってたし。そっちでならよく聞いてました。

まぁ単純に出会うタイミングが悪かったんですよこいつとは。

 

 

 

 

第9位 「Liam Gallagher / Why Me? Why Not.」

ホワイ・ミー?ホワイ・ノット

ホワイ・ミー?ホワイ・ノット

 

リアムソロ2作目。前作同様UK1位で完全復活っすね。

路線はソロ1作目とほぼ変わらず。リアムが求められるOasis的なメロディをガッツリ歌う曲がずらっと並んでおります。

「Alright Now」「Now That I've Found You」の良い意味で力の抜けたポップロックは前作には無かったタイプでOasis全盛期のC/Wを思わせる佳作っぷりでイイね!ってなりました。

正直な所、既にソロ1作目で"らしさ"を完全に取り戻したリアムなので、今作はそこまで大きな変化もないため特筆することが特に無いんだけど…すごく安心&安定の1作って感じです。

 

 

第8位 「Noel Gallagher's High Flying Birds / Chasing Yesterday」

 ノエルソロ2作目。

個人的な話をすると今作、自分の誕生日が発売日でして。

それで誕生日にCD屋に駆け込んで買って正座してワクワクしながら聞いたという思い出があるアルバムです。

ノエルソロ2作目って前作から5年くらいスパンがあって。自分はその5年の間にファンになったわけで丸々5年待ってたわけじゃないんですけど、誕生日発売ということもあいあってか体感としては凄く発売日まで長かった気がしましたね笑

内容の方はギターロック&ダンサブル。ノエルソロの基本路線ですね。

こう改めて聞いてみると「The Dying Of The Light」とか凄く泣けるメロディだし、「Lock All The Doors」はOasis時のようなロックンロールチューンだし、ノエルの良いとこどりみたいな内容だなぁと。

特に締めの「Ballad Of The Mighy I」はダンサブルなビートと美メロの融合が神がかってて、個人的にはノエルソロ史上1番好きな曲です。

 

 

 第7位 「Noel Gallagher's High Flying Birds  /  Who Built The Moon?」

 ノエルソロ3作目。コンセプトアルバム然としたサイケアルバム。

前述のOasis の「Standing On The Shoulder Of Giants」「Dig Out Your Soul」もサイケだったけど、こっちはダンサブルなビートも目立ち、煌びやかな陽の雰囲気をまとったアルバム。

一方でアンセム的な曲は作ってなくて、よりアルバムとして聞かせる方向性にシフトしている。んだけど、メロディ自体は相変わらずキレッキレで衰え知らずなのがさすが。

 良い意味で脱Oasisに成功した現時点でのノエル最高傑作だと思う。

 

 

 第6位 「Liam Gallagher / As You Were」

アズ・ユー・ワー

アズ・ユー・ワー

 

 Beady Eye解散後、泥沼離婚裁判にツイ廃芸人化と見るに堪えない感じになっていたリアムがこのソロデビュー作をもって堂々の復帰。

UK1位で大ヒットして見事大復活を遂げます。

Beady Eyeでは自身で曲を書いてたけど、今作からはソングライターグループと共作。そのおかげで楽曲のメロディの強度がグンと増して、曲のサビにずいぶんと力強いメロディがある曲がズラリと揃った。音もBeady Eye時代のようにルーツ志向だったり、凝ったことをしたりせずシンプルなロックンロール。

良いメロディをシンプルなロックスタイルで堂々と歌い上げるというリアムのスタイルをいかんなく発揮できるアルバムで、本当に誰もがこんなリアムのカムバックを待っていた!という感じだったと思う。自分もそうだったし。

 

 

第5位 「Oasis / Definitely Maybe」

オアシス 20周年記念

オアシス 20周年記念

  • アーティスト:オアシス
  • 発売日: 2014/05/14
  • メディア: CD
 

 伝説はここから。Oasisのデビューアルバム。

デビュー1曲目でロックンロールスターを自称するってなんてふてぶてしい奴らなんだ!って思うんだけど、ホントになっちゃうんだから恐ろしい。

この時点でOasis像は結構完成されてて、良いメロディでシンガロングを生み出すような圧倒的な求心力を持つ「Live Forever」「Supersonic」などのスタイルはこの時点で確立されている感じはある。

ただThe Stone Rosesとかのマッドチェスター系の影響を直に感じるという部分では他とは違うかも。ダンサブルなビートの「Columbia」とかあのあたり。

 

 

第4位 「Oasis  / Be Here Now」

ビィ・ヒア・ナウ デラックス・エディション(完全生産限定盤)
 

 ノエルが失敗作と言い、リアムが最高傑作と言う、そんな3rdアルバム。

基本的には失敗作扱いされてるけど、めっちゃ売れたし、ファンの中では意外と好きっていう人が多い気がする。例に漏れず、自分もOasisの中でも好きな方だ。

批判点として挙げられる過剰プロデュース。これは確かに…と思うこともある。アルバムも曲も長い。あと音がめっちゃ多い。ウォールオブサウンドの極みって感じだ。

でもそれも含めてバンドとしての勢いを感じるし、何より純粋に曲が良い。ホントにメロディが最高だ。。。この3rdまでは文句なしにノエルの書くメロディが最高だったよ。

そしてそんな美メロを有する「Stand By Me」「All Around The World」「I Hope, I Think, I Know」が入ったアルバムが失敗作なわけが無い。

 

 

 第3位 「Oasis  / Don't Believe The Truth」

ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース

ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース

  • アーティスト:オアシス
  • 発売日: 2005/05/25
  • メディア: CD
 

 Oasisの6作目をこの位置に置きます。

 この作品が個人的に後期Oasisで一番完成度が高いと思います。

このアルバムもノエル以外のメンバーが全面的に曲に携わってるんですけど、キチンとOasisの曲としてノエルのものと遜色無く仕上がっているんですよね。

ノエルが書いたシングル曲を前半に集めて他のメンバーの曲を後ろに置くとかそういうのも無いし、そういった意味でもアルバムの一つの色として溶け込めてる。それがポイント高いっす。あと音。結構音数が少なくて抜けが良い。キャリアを通してOasisの曲って結構音が重ねたり、詰めたりしてうるさかったりするんですけど、そういうのが今作は感じない。それこそ初期Beatlesみたい空気感が漂ってるのも魅力だと思います。

 そして「Let There Be Love」。数少ないギャラガー兄弟デュエット曲で今の現状を考えると泣けます。メロディも全盛期並みに良くてさらに泣ける。

 

 

 

 第2位 「Noel Gallagher's High Flying Birds / Noel Gallagher's High Flying Birds」

 ノエルソロ1作目。

今作はノエルが久々にアルバム1枚曲を書いているという点がポイント。「Heathen Chemistry」以降はOasisの他メンバーも曲書いてましたからね。

そしてもともとはOasis用の楽曲がそのままソロとして収録されているのも多い。

ソロとして書き下ろしたのはどんだけあるんだろう・・・?。

そんなこんなでソロ1作目だけどOasisっぽい曲が多くて、いわば1人Oasis状態。

ソロということもあるのでサウンドはバンド感はそこまで無くて、シンガソングライターの世界観って感じなんだけど、そこにOasisとは違う"枯れ"の要素も感じられて良いんですわ。

そして何より極上のメロディがアルバム1枚分、ノエルヴォーカルで聞けるっていうだけで最高なんですよ…。これ聞くと今のノエルの方向性も大好きだけど、これみたいにメロディをガッツリ歌い上げるタイプの曲をまた作ってくれないかなァと叶わぬ願いを抱いたりしちゃいます。

 

 

第1位 「Oasis  / (What's The Story?)Morning Glory」

モーニング・グローリー

モーニング・グローリー

  • アーティスト:オアシス
  • 発売日: 1995/10/10
  • メディア: CD
 

 なんというか・・・これはもう不動の1位です。Oasis2枚目のアルバム「(What's The Story?)Morning Glory」が個人的1位です。

アルバムというかもはやシングル集的な側面が強いんだけど、

そんな文句を言った所で圧倒的なメロディの良さで捻じ伏せられてしまうような圧倒的なエネルギーを感じる。

神がかったノエルのソングライティングとリアムのどこまでも突き抜けていくようなヴォーカル。これが他を寄せ付けない圧倒的な全盛期パワーなのか…と驚愕します。

シングル集的側面って言ったけど、確かにその通りでシングル級の素晴らしい曲ばっかり。普通ならここまで強い曲を揃えられると胃もたれしそうだけど、「Wonderwall」「Don't Look Back In Anger」「Champagne Supernova」という大名曲が突き抜けすぎてて、結果アルバムとして良いバランスになってる不思議ね。

 

 

 

はい!

こんな感じに仕上がりました。

どうでしたかね。こう見てみると割とソロびいき(最近の活動)な所はあるかもしれないっすね。

でもやっぱり上位はほぼ最初に聞いたときから変わってないですね。

 


Oasis - Whatever (Official Video)

 

新譜に追いつけない #1

 

 

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タイトル通りです。Spotifyで大量の音楽をチェックできてとんでもなく便利になりましたけど、相変わらず物量が多すぎて取捨選択がままならねぇーぞ。

といってもこれは嬉しい悲鳴。やっぱりワンクリックで話題になってるアーティストの曲にすぐアクセスできるのは神ですね。

CDを買う喜びもあるけれど、ぶっちゃけ店舗にいってもそこそこの規模じゃないと品揃えクソだし、目下縮小営業中のCDレンタルなんてもってのほかですね。

それじゃいまの音楽業界のスピードには追い付けません。

時間は有限ですから。20代も中盤。時間はできるだけ有効活用していかなくては。

まぁ、Spotify使ってる自分ですらそのスピードに追い付いていけてはいないし、ついでに時間を無駄遣いしまくりですが。

 

 

ではざくっと新譜の感想。

Bring Me The Horizon / POST HUMAN: SURIVIVAL HORROR

 1曲目からめっちゃ激しい。amoがポップ寄りだったからその反動なんすかね。カッコいい。そして何気にBABYMETALちゃんたちが参加してます。これがBMTHとBABYMETALの良いとこどりって感じでかなり良いです。

 

 Nothing But Thieves / Moral Panic

 3作目。ベースがめっちゃブリブリ鳴ってて急激にMUSEっぽくなった。そんだけ一気に風格が身に付いたというかそんな感じ。売れてほしいっすね。

 

 

町あかり /それゆけ! 電撃流行歌

 町あかりが戦前、戦中、戦後の流行歌をレトロっぽいアレンジでカバーしてみましたっていうアルバム。

町あかりさん、実はライブ見たことあって。でその時の曲の強烈なインパクトでなんかイロモノ的なイメージ勝手に持ってたんですけど、だいぶ変わりましたねイメージ。歌上手いし、それが昔の流行歌の珍妙さとインパクトに負けてない。面白いアルバムでした。

 

 

 beabadoobee / Fake It Flowers

 何かと話題のアーティスト。なんてアーティスト名読むんすかね。

聞いてびっくりしたんですけど、めっちゃブリグリ

いわゆるインディーロック的な物に比べると明らかにキャッチーでメインストリーム寄りな感じだし、「えぇーこういうのが今も売れるんだぁ」とさらにビックリしました。

 

 

 UNISON SQUARE GARDEN / Patrick Vegee

 ドドドドドドドドド・キャッチー。キャッチーな曲しか書けないのか(褒め言葉)。

毎アルバムの中盤くらいに入ってる「夏影テールライト」みたいなバラッド好き。

 

 

 System Of A Down /   Protect The Land /Genocidal Humanoidz

 15年ぶりに出た新曲。アルバムが完成しそうにないし、そもそも作らない方がメンバー間が仲良くできるみたいなこといってたんで新曲なんて絶対聞けないなぁと思ってたら…。

経緯が経緯なだけにアルバムは出そうにないですけど(涙)、新曲はブランクを感じさせない変態メロディで安心しました。

 

 

 ZEUS / Little Bit Better  feart.BONNIE PINK

 NONA REEVES奥田健介のソロプロジェクトZEUS。ゲストは最近活動がご無沙汰してたBONNIE PINK。超気持ちいいシティポップで最高過ぎるねコレ。

 

 

 

坂本真綾 IDS! presents Live & Talk 2020 2020/11/3 感想

 

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この間、坂本真綾のライブ行ってきました。

 

今年ライブに行くのは1月の雨宮天以来なので約10カ月ぶり。

まさかこんなにライブに行く機会が潰れるなんて…。

1月の頃は思いもしなかったです。

あの時はダウンロードフェスもあったり、スーパーソニックもあったし、2020年もライブが熱いぜ!!とか思ってたのに。

 

でもこうやってまた生で音楽を浴びる機会を得られて感激です。

 

で、今回の真綾さんのライブですが、本来は行く予定はなかったです。

単純にそこまで深く聞いてなかったからなんですけど、

今年、生でライブを見る機会っていうのが「これを逃したらないんじゃないか?」という感じだったので、勢いでチケットを取った次第です。

 

 

 

チケットは全てローチケの電子チケット。COCOAのアプリダウンロードも必須でした。

入場時は体温の測定とアルコール消毒。

ライブ中はマスク必須&声出し厳禁で拍手オンリー。

そして10分おきくらいに会場の入り口を開けて換気してました。

 

 

これがコロナ下のライブかぁ…と思いましたけど、

席は1席おきで左右に人がいなくて楽だし、

声を出せない関係上、ライブ特有の煽りとかノリが無いので、静かに聞けるし、こういうライブが好きな人もいるんじゃないかなぁと個人的には思いました。

ただこれがスタンダードのライブスタイルになると、夏フェスとかのノリが恋しくなってきそう…。

 

 

 

以下ネタバレ有り

 

 

 

 

 

 

 

 

まず思ったのは真綾さん、歌うめぇ…。

舞台なんかもやってるからか声量がまず凄いし、ピッチもさっぱりずれない。

何の因果か、今まで見てきたライブでは特筆するほど歌が上手くない人が多かったので、真綾さんの生歌にはめっちゃくちゃビビりました。凄かった…(語彙力)。

あと声質が透明感凄くてぱない。

 

今回はAcoustic Live & Talkって言ってましたけど、

アコースティックを題するほどアコースティックじゃない(笑)

バンドも曲によってはゴリゴリに弾きまくってましたし、これは嬉しい誤算でした。

 

個人的に一番好きな「ポケットを空にして」は退場時のBGMというなんと言えない扱いだったんですけど、

FGO関係の「逆光」「躍動」はホントにもう圧が凄くて。音源の時点で叩きつけるような力強さを感じる曲だったんですけど、生バンドだと2倍増しくらいになって襲い掛かってくるんすよね。この2曲だけで元を取れた感はあります。


坂本真綾「逆光」Music Video (Short ver.)

 

たぶん真綾さんに初めて触れた「Million Clouds」とか

愛聴盤である「DIVE」から「ユッカ」が聞けたり、北川勝利さん提供の「Get No Satisfaction!」を聞けたりと

真綾さんを深く聞けてなかったりわりには選曲が満足度が高かったっすね。

 

 

あと改めて思ったのが、真綾さんの詞の世界が良いなぁということ。

歌詞のメッセージをメインで選曲したみたいなことも言ってたけど、思わずグッとくるような瞬間も多かった。

ライブ終わりに「もっとこの人の考えてること知りたいなぁ」って思って

from everywhereって本をポチリました。 

 

from everywhere. (星海社文庫)

from everywhere. (星海社文庫)

  • 作者:坂本 真綾
  • 発売日: 2013/07/11
  • メディア: 文庫
 

 

 

 

 

 

あと自分がライブ行ったときの恒例行事。

Shazamってライブ前に掛かってるBGMを調べるの巻。

選曲が誰なのかは分からないけど、なんなーく真綾さんの趣味なのかな?って思ったり。The National好きなのかなぁ。

 

 

 

WANDS「BURN THE SECRET」フラゲ&雑感

 

5期WANDS初となるオリジナルアルバム「BURN THE SECRET」が10月28日に発売になります。

 

 

ということでフラゲしてきました。

サブスクメインで音楽を聴くようになってフラゲなんて滅多にしなくなったわ…。

 

 もちろんWANDSのアルバムをリアルタイムで買うのは初めて。物心ついた時には解散してたし、まさか令和になって新作アルバムを聞けるなんて…。人生何があるかわかんないっすね。

 

アルバム曲構成はこちら。

 

1.David Bowieのように (作詞 上原大史、作編曲 柴崎浩

2.抱き寄せ 高まる 君の体温と共に (作詞 上原大史、作編曲 柴崎浩

3.賞味期限切れI love you  (作詞 上原大史、作編曲 柴崎浩

4.Secret Night~It's My Treat~(作詞 上杉昇、作曲 栗林誠一郎、編曲 柴崎浩)

5.Burning Free  (作詞 上原大史、作編曲 柴崎浩)

6.真っ赤なLip (作詞 上原大史、作編曲 大島こうすけ)

7.明日もし君が壊れても  (作詞 坂井泉水、作曲 大野愛果、編曲、柴崎浩)

8.もっと強く抱きしめたらなら (作詞 魚住勉上杉昇、作曲 多々納好夫、編曲 柴崎浩)

9.世界中の誰よりきっと  (作詞 上杉昇中山美穂、作曲 織田哲郎、編曲 柴崎浩)

10.アイリメンバーU  (作詞作曲 上原大史、編曲 柴崎浩)

 

※太字がセルフカバー

 

10曲中4曲が過去のWANDSの曲のセルフカバー、6曲が5期WANDSの曲でそのうち新曲が4曲となっている。

(テレビで散々披露してる世界が終るまでは…が未収録…意味わからん)

 

 

 

フラゲして聞いてみた感想としては

これは完全に新生WANDSだな!ということっすね。

 

第3期WANDS解散から20年近くたっての再始動なので

”あの”WANDSの続きではないです。

もちろんWANDSの名前を冠しているし、メンバーも柴崎&木村は全盛期のメンバーではある。

だけど上杉昇主導だった第2期WANDSのようにグランジ&ハードロックへの傾倒は見られないし、

木村真也主導だった第3期のようなデジタル&ハードロック的な要素も皆無。 

第1期WANDSに近いところもあるけど、あんなで古い音では無いし、シンセもああいう使い方はしてない。

 

 

第5期の曲は今までのWANDSをそこまで意識してたぶん作ってないし、

過去の再現じゃなくて

あくまでこの3人で作ったらどんな曲ができるかっていうケミストリーを大事にしてるんだろうなって思う。

そうじゃなかったら「賞味期限切れI love you」みたいなジャージーでダンサブルな曲は出てこないっすよ。

そして新ヴォーカル上原が作詞作曲した「アイリメンバーU」。

これが今までには無かったような哀愁と爽やかさを感じさせるポップチューンで

ヴォーカルが変わるだけでこんなにバンド内の持つ空気感が変わるもんなんだなぁとビックリした。


WANDS 「BURN THE SECRET」全曲紹介

 

こういうのが新しいWANDS像になっていく…のかな?。そうあったほしいなと思う新曲たちでしたね。

セルフカバー曲も今聞いても古くならないようなリアレンジが加えられていて、新曲と並べても遜色ない。

 

 

そして何より新ヴォーカルの上原大史の凄さっすよ。

最初聞いた時は「上杉昇みたいな声質だなぁ」くらいにしか思わなかったけど、

こうアルバムで聞いてみると前任2人に比べても低音の響きがヤバい。エロいっす。

あと単純に歌が上手い。歌の上手さだけで言うなら前任2人以上だと思いますよマジで。

 

いやマジで良いヴォーカリスト見つけてきたよな。

Journeyがスティーブペリーの跡継ぎにアーネルピネダを見つけてきた級の掘り出し物だよ。

 

 

 そんなこんなで第5期WANDSのアルバム「BURN THE SECRET」、最高でした。

新曲も予想の数倍良かったので、今後オリジナル曲オンリーの新作アルバムも聞きたいっすねぇ~。

 

 

【Amazon.co.jp限定】「BURN THE SECRET」初回限定盤 (CD+DVD)

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  • アーティスト:WANDS
  • 発売日: 2020/10/28
  • メディア: CD
 
「BURN THE SECRET」通常盤 (CD)

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  • アーティスト:WANDS
  • 発売日: 2020/10/28
  • メディア: CD
 

 

 

 

 

 

GUNSLINGER GIRLをもう一度

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先日スマホゲー「ドールズフロントライン」でのガンスリコラボが終了しました。 

このゲーム、ぶっちゃけここ最近まで存在を知りませんでした。

スマホゲー自体、もうあんまりやってない(ミリシタですらサボり気味)なので、新しくスマホゲーを知る機会なんて無いわけです。

 

ただこの「ドールズフロントライン」(以下ドルフロ)は僕のレーダーにビビっと来たんです。

ゲームそのものではなくて、今回コラボしていた「GUNSLINGER GIRL」という作品に。

 

 

GUNSLINGER GIRL(1) (電撃コミックス)

GUNSLINGER GIRL(1) (電撃コミックス)

 

GUNSLINGER GIRL」は2002年から2012年にかけて連載されたマンガで、

2003年と2008年の二度アニメ化されています。

 

今作は

薬漬けにして身体を改造されて寿命も短くなった殺人兵器の少女たちと

その担当官の生き方、信念、エゴなどなどが丁寧にそして残酷に描かれていて良いんです。

あと何が良いって、少女に銃を持たせてぶっ放せば良いんじゃね!みたいな安易な性癖の上に成り立ってそうな設定なのに、全然薄っぺらさが無いんすよ。

現代のイタリアの社会を舞台にしてる分、敵のテロの目的が社会的な問題だったり主義主張だったりするので、ストーリーもリアルっぽさが重視されて逃げ道が無い重さがあります。

自分が知らないだけかもしれないですけど、最初読んだときは

こういうワクワクする設定を現代に違和感なく持ってこれている作品って珍しいなぁって思いました。

 

 

で、この「GUNSLINGER GIRL」(以下ガンスリ)が

なぜか連載終了から8年を経て、「ドルフロ」とコラボしてるわけですよ。

現在新規でメディア展開をしているわけでもないのに。

 

で実は自分、「ガンスリ」は連載終了後に出会ったものでリアルタイムでは無かったんですよ。完結した2012年ですら自分がまだアニメにすら興味無かった時期でしたし。どうしたってガンスリに触れようが無かった…。

 

そんな自分の好きな作品がもうアニメ化もイベントもしそうにない…って状況で

年月を経て急にこういった形で再会を果たせる…これってホントに奇跡だと思います。

ホント極たまーーーーーに

こういう思いがけない再会があるけども、基本的には無いので、ガンスリと再会できたのは凄く嬉しかった。。。

 

 

 何がきっかけなのかはわかりませんが、

「ドルフロ」さんには「ガンスリ」と再会させていただいて、ホント感謝しかない。

 

ガンスリイベントが 始まった時のヘンリエッタとのシーンは

「あぁ‥‥ヘンリエッタァ・・・・」って変な声出ちゃったもん。多分イベントやった人はだいたい同じ気持ちだと思うけどさ(笑)

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そんな「ドルフロ」ありがとうっていう記事でした。

 

 

(ちなみに僕はガンスリイベント完走できませんでした難易度高すぎ)

 

TENETの雑感

 

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クリストファー・ノーランによる新作「テネット」、見てまいりました。

 

 

 

 自分はノーランの「インセプション」が大好きで、今まで見てきた中でマイベストムービーの1つです。

あの中二っぽい妄想を具現化したような夢とアイデアの世界観、圧倒的な映像技術と考察が捗りまくる設定とストーリー。どれをとっても最高です。

インセプション [Blu-ray]

インセプション [Blu-ray]

  • 発売日: 2011/07/20
  • メディア: Blu-ray
 

 

ただ、実は自分は「インセプション」が好きなだけであって

ノーラン作品はそこまで好きじゃなかったり…。

プレステージ」はあんまりしっくりこなかったし、「ダンケルク」もそこまで…。

そんなこんなで劇場でノーラン作を見るのは「インセプション」以来。

 

まぁ単純に俺はスパイアクションものが好きなわけですよ(笑)

しかもインセプションの姉妹作なんて言われてますし、そりゃ見に行かなきゃいけませんよね。

 

 

前置きが長くなりましたが、さっそくテネットの感想を。

 

 

ノーラン、マジ頭おかしい‥‥

(褒め言葉)

 

ホント頭おかしいです。CG嫌いは有名ですけど、まさーかアレも実際に爆発させてたとか。インセプションのあの空中戦闘もインターステラーの本棚のシーンもCG無しとは聞いてたけど…

テネットはさらにぶっ飛んでる。

こんな豪快なお金の使い方、最高過ぎませんかね。こりゃスクリーンで見るしかないわ。

 

そして何より今作の肝は「逆再生」。

これこそテネットが難解と言われる要因でもありますが、まぁこれも頭おかしい。

タイムスリップモノは数多くあれど、タイムスリップして過去に行く展開において

その"逆行"を「逆再生」という形で視覚化するという…。

映像的にもぶっとんでるんですよ。

 

通常の時間通りに進んでいる人間"順行"と

”逆行”で逆再生で進んでいる人間が同じスクリーンに存在しているし、それが終盤に進むにつれてこの両者の複雑に視点が入れ替わったり、この順行と逆行している人間が入り乱れる…。

映像的にはなんか分からんがスゲェの域なんですけど、これを実現させたキャスト、スタッフ、そして監督。マジで頭おかしい。

 

そして

この「逆再生」、映画では最初期からあった化かし方の技術だと思うんですけど、

やっぱり現実ではありえない作り物であるんですよ。

そういう映画の醍醐味である化かし方を最大限に生かした作品が

このコロナ化で映画業界が瀕死の中、復活の狼煙を上げることになるとはなんだが感慨深い気持ちになりますよねぁ。

 

これこそスクリーンで見るべき映画です。

 

 

(まぁ鑑賞中はこんなこと考えてる暇無かったんですが)

 

 

救いはテネットのストーリー、そしてタイムスリップの理屈自体はそう難解ではなくて、巷で言われてるほど難解ではないこと。

エンディングまで見届ければ、どういうストーリーの映画であったのか(細々した疑問点はあるとしても)分かる仕様にはなっています。

 

その点においては安心です。無理に予習とかしなくていいですよ。

「テネット」は予習しても分からんところはわからんし、でもわからんでも楽しいし凄さがスゲェ分かるので。

 

 

 


映画『TENET テネット』予告 2020年9月18日(金)公開

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏川椎菜「アンチテーゼ」雑感

 

アンチテーゼ (初回生産限定盤) (特典なし)

アンチテーゼ (初回生産限定盤) (特典なし)

  • アーティスト:夏川椎菜
  • 発売日: 2020/09/09
  • メディア: CD
 
アンチテーゼ (通常盤) (特典なし)

アンチテーゼ (通常盤) (特典なし)

  • アーティスト:夏川椎菜
  • 発売日: 2020/09/09
  • メディア: CD
 

 「パレイド」から2年ぶり、4枚目のシングル「アンチテーゼ」が発売になりました。

新曲自体は去年の「Ep01」から1年ぶり。どっちにしても久々。

夏川さんだけTrySailの他の2人に比べてリリースペース遅くないっすかね…?

 

まぁその間に小説「ぬけがら」の書籍が出たり、中止になった417の日の"継続"でYoutube活動を始めたりで彼女の活動自体は活発だったんですけどね。

 

そのYoutube活動の中で彼女はボカロカバーを2曲投稿しています。


夏川椎菜 with 417P 「ロキ」


ジャンキーナイトタウンオーケストラ covered by 夏川椎菜

 

 

このうち「ジャンキーナイトタウンオーケストラ」を手掛けたボカロPのすりぃが今回の新曲「アンチテーゼ」を提供しております。

 

前作「パレイド」は彼女にとって重要な1曲になったのはその後のアルバムやツアーでの取り上げ方からも明らかで

それに対して「アンチテーゼ」は彼女曰く「夏川第2フェーズ幕開け」とのこと。

もともと夏川さんはボカロ好きということは知られてましたが、第2フェーズの幕開けと共に今回その好みをドカンと全面に出してきた感じっすね。

 

 


夏川椎菜 『アンチテーゼ』Music Video(short ver.)

 

 聞いてみてもらえればわかるんだけど、ザ・ボカロな曲調。忙しないテンポと詰め込み気味な歌詞。ボカロってこういうのだよねぇ~って感じです(ボカロ無知な人のイメージ)。

 

あと興味本位ですりぃって他にどんな曲作ってるんかなぁ~って思って

彼の曲も何曲か聞いたんですけど、「アンチテーゼ」的な構成や雰囲気の曲ばかり。

特に「ジャンキーナイトタウンオーケストラ」は「アンチテーゼと姉妹作?」って思うくらいソックリ。

そもそも夏川さん側がすりぃに細かい注文を付けなかったらしいので、そりゃそうかと納得。

 

 

 そんな「アンチテーゼ」。好きな人に曲提供してもらったら嬉しいだろうなぁ~と思っちゃいますけど、

個人的にはちょっと微妙~な感想と抱いてます。

 

単純に自分がボカロを一切通ってきていないっていうのはあります。

 夏川さんと同い年なんですけど、まぁボカロホントに知らないんですよ。

「桜ノ雨」っていう曲を卒業式で歌ったなぁくらいの接点しか無くて、

なのでボカロ特有の機械ヴォイスとか曲の世界観とか曲構成とか昔から苦手意識が…。 

 

それ抜きでもこの「アンチテーゼ」、メロディに対しての歌詞の載せ方がやや無理やり感があるし(特にBメロ)、サビがインパクト強い分、他のメロだけが浮いて聞こえちゃうんすよね。あと「ジャンキーナイトタウンオーケストラ」とそっくりな分、チグハグさが目立つ。

 

あと歌詞。

夏川さん本人の作詞とすりぃの歌詞の世界観は近いけど、

ワードチョイスとか語尾とかが明らかに違うんすよ。

それで思ったのは

この「アンチテーゼ」って曲は"夏川椎菜"の曲ではなく、まだ"すりぃ"の曲で。

夏川椎菜」の新曲というよりかは

「すりぃfeat.夏川椎菜」というイメージの方が個人的には合ってる気がしました。

 

 

 う~~~ん。何回も聞いたし、インタビューも読んだけど、それでもあんまり感想は変わんなかったし。やっぱりあんまり好きじゃないかも。

せっかく写真集取って、それを基にした小説書いて、

その2つと関連させたアルバムとライブを作り上げた夏川椎菜

そのアーティストの世界観をまんま他者に委ねちゃうのはどうなんだろうなぁ~~~~~~~っと思った次第です。

 なんかこんな風に書いちゃうと夏川椎菜のアンチみたいやね。

ごめんなさい、そんなことは無いですけど、今回は好みに合いませんでした!!!

 

(とか言いつつ、今後手のひらクルーってしてても怒らないでください) 

 

 

その点、C/Wの「RUNNY NOSE」は

「アンチテーゼ」ですりぃが表現した感情を"夏川椎菜"としてキチンとアウトプットできているので好きです。なんでかなぁ~って思ったんですけど、こっちは彼女が作詞してるんすよ。そりゃそうだわぁと納得。

夏川第2フェーズにおける「イエローフラッグ」的な曲を目指したみたいですけど、それにしてはなんか無駄にラウドなロックテイストなのもツボ。