今日はエスケープ・ルームという映画を見ました。
いわゆる「脱出系デスゲーム」というやつ。
こういう理不尽なデスゲームから何とか逃れようとする系の映画は結構好きで、
過去に「ファイナルデスティネーション」とか「SAW」とか「CUBE」とか見てます。
ただある程度、この手の作品はもうやることはやりつくした感があって
ネタも結末も結構パターン化してきている気がします。
この映画も例外では無くて。目新しさは無いです正直。
作中で登場人物が挑むゲームは「SAW」シリーズに比べてもまぁお粗末で、あんまり現実味がない。
そして主人公がゲーム運営の裏をかいて、逆転の一手を打つっていう展開も予想通り。
ま、それは良いんですよよくある展開だし。
問題なのは運営の無能っぷり。
基本的にゲームに持ち物持ち込みOKってどういうこっちゃ。
作中では結局持ち込んだものが大きくゲームに関わることはなかったけど、
スマホやらライターやら使い方によっては化けそうな持ち物をプレイヤーは普通に持っている。
これが最終的に運営に反撃するきっかけになったのならまぁ分かるけど、
そこに関してはぶっちゃけ主人公のハイスペックさオンリーだったので
「は?」となります。その主人公に関しても運営のゲームの不徹底さによって殺せずじまいだったわけだしさぁ・・・。
ただただゲーム運営、無能すぎるという感想に落ち着きます。
じゃあこの作品、面白くなかったのか?と言われますと
面白かったんです。かなり。
え?めっちゃ批判してたじゃん!って思われるかもしれないですけど、
いやいや違うんですよ。この手のデスゲームに整合性なんて求めちゃいないんですよ。
前述した「ファイナルデスティネーション」は1作目こそ秀逸でしたけど、基本的に「死のピタゴラスイッチ」を楽しむシリーズですし、
「SAW」も同様に1作目以降は「どんだけ残酷に人を殺せるか」を頑張ってる作品です。ストーリーやゲームの設定は二の次。
その点、この「エスケープ・ゲーム」は無駄にグロいシーンが出ないので安心して見れるし、ゲーム自体は悪くない。ビリヤードのゲームなんかは秀逸でした。
酷いっちゃ酷いけど、見れなくはない。安心して平均点を出してくれる。
酷すぎず、秀逸過ぎず、気軽にツッコミどころを探しながら見れるそんな映画です。
そして僕はそういう映画は大好きです。
同じような趣味嗜好の人はおすすめします。間違っても「CUBE」級の傑作を期待しちゃいけないです。
あと主人公の女の子、吹き替えCVが花澤香菜さんなんですよ(結婚おめでとうございます)。
最近吹き替えの仕事が増えたなぁとは思いましたけど、主演は初じゃないですかね?
共演の浪川さんはディカプリオ作品でお馴染みなので流石!の一言ですけど、
吹き替えをメインとしない声優の吹き替えってこんな感じなんやなぁ~と興味深かったです。
年を重ねて声質にも落ち着きが増してきた花澤さんの吹き替え、結構ありだと思いましたよ。
賞金1万ドルの地獄の脱出ゲームに挑む!『エスケープ・ルーム』予告編