なにやら「Motherシリーズのアンソロジーコミックが出るらしい」と知る。
ふむふむと思いつつ、すっかり発売日を忘れてて遅れて購入。
可愛らしいネスとオネットの表紙が素敵。
(裏表紙はスマブラの販促でおいおい)
いろんな漫画家のMotherシリーズのマンガが入ってます。
Mother目当てで買ったので漫画家の名前はほとんど知りませんでした。石黒正数センセがまさか1枚絵オンリーだったとは…。うむむ。
そんなわけで作家さんお目当てで買うと痛い目にあいます多分。
でも基本的にどの作家の方もMother愛に溢れてて、微笑ましい気持ちになりました。
Motherシリーズといえば、
僕の場合は家にSFCとMother2のソフトがありまして、それを子供ながらプレイした(のか親がプレイしてたのを見てたか)記憶です。
ゲームの原体験がこのMother2だったので、「他のゲームとはここが違う!」とか「ここが秀逸」とかは全然わかんなくて、
しばらくはゲーム=Mother2みたいな認識でした。
さらにこの次に買ったのはGBAのポケモンルビーとMother1+2であったので、
「ドット絵&RPG」が自分の中でゲームの絶対的基準みたいになってしまいました。
そんな強烈な刷り込みをMother2にされたわけですが、正直Mother2にそこまで強い思い入れはなかったりします。
プレイしたのが幼すぎたのもあって、思い入れ云々よりも「気づいたらもうすでにやっていたゲーム」になってしまっていたんで。
なので個人的には「Mother3」が一番思い入れが深い作品なんです。
発売予定作品欄に「Mother3」を見つけて
「え!?!?これあのMother2の続編??まじで出るの!?!?」と一人テンションが上がりまくりました。
何やら怪しげな研究室に主人公と思わしき金髪の少年と緑色のドラゴンが映っているスクリーンショットが乗っていて、見るからに前2作とは違う毛色であることが分かりました。
後にも先にもゲームの発売であんなにワクワクした経験は初めて。
当時はまだ小学生ですぐには買えなかったけれど、
親におねだりしてできるだけ早く買いに行きました。
ワクワクしながら電源を入れました。
チュートリアルをこなすと…
「第一章 とむらいの夜」
おっ始まるぞ…。
え?チュートリアルに出てきたあの金髪の少年とその兄貴は?
え?このおじさん動かすの? ?最初だけだよね?
そしてしばらくプレイして気づきます。
この帽子の髭おじさんが主人公かよ!!!!
ショッキングでした。
今作は章立てということは知ってましたが、まさか初っ端おっさんをプレイすることになるとは。
しかもPSI使えんし。どっからどう見ても角材ぶん回すのは危ないおじさん。。。
ちなみに第2章も主人公おっさんで、第3章は人間ですらなかったです。
そんな明らかにシリーズで異質なMother3ですが、
前2作にはないシリアスな展開、徐々に明かされる世界観、独特なワードセンテンスと愛すべきヘンテコなキャラにすっかり魅了されました。
今思えば旧エヴァのあの終わりを受け入れられたのもこのMother3の終わり方があったからこそだったり…。
そんなわけで思い入れもあって今でも一番好きなのはMother3なんです。
で、なんでこんなにMother3について語ってるかというと
「Pollyanna」に!!!Mother3のマンガが!!!ほぼ無かったからなんですよ!!!
いや分かるよ、Mother2が一番人気だし、Mother3は賛否両論だったというのは。そしてシリーズごとに間隔が空いてるからファン層的にもMother3の作品は少ないだろうなとも思ってた。
でも、でもたった数本って! おいおい!と。
Mother3への愛が足りなすぎるぜ。もっとも愛をテーマにした作品だっていうのにどういうこっちゃ。
分かるんだけども……腑に落ちない。
そんなわけでみなさん、このような悲劇が起こらないようにMother3再評価進めていきましょう。
あとMother3のちゃんとしたサントラ、出してくださいお願いします。