ついに!Keaneが復活!!
いやぁどれだけこの時を待ちわびたか。
2014年に活動休止を発表して以来、ずーーっと待ってました!!!
といっても僕は完全な後追いファンで、彼らを知った時にちょうど「The Best Of Keane」がリリースされ、バンドが活動休止に入ったところだったんですね。
そんなわけでリアルで活動しているKeaneを見るのはこれが初めてになります。
今回はそんなKeaneの曲を聞こうぜっていう記事です。Keaneを聞く音楽人口を増やしてぜひ来日してもらいたいのだ…。
Keaneってどんなバンド?
イングランド出身、1995年結成。
トムチャップリン(vocal)、ティムライスオクスリ―(piano,keyboards)、リチャードヒューズ(drums)、ジェシークイーン(bass)からなるロックバンド。
特徴的なのはギターレスバンドという点。ピアノ&キーボードがサウンドの要になっている。
ピアノロックというとピアノが激しく転がっていくようなイメージが勝手にあるんだけど、Keaneはあくまでも美しいメロディが主体で、なおかつ心の琴線に触れるような繊細で美しいサウンドメイクから数々の名曲を生み出している。
彼らの1stアルバム「Hope And Fears」の日本盤では「心臓が止まるほど美しい」なんていうキャッチコピーが付いてるわけですが、それが全然伊達じゃないんですよね…。
本国イギリスではリリースしたアルバムは全て1位、特に1stアルバム「Hope And Fears」は世界中で600万枚を超えるセールスを記録。
文字通りのビックバンドです。
名曲10選
「Everybody's Changing」
1stアルバム「Hope And Fears」より。
軽やかなリズムと浮遊感のあるキーボードの音色からフワフワとした雰囲気を感じられるが、対照的に奏でられる歌とメロディーが力強く美しいことなんの。
この2つの側面が何とも言えない魅力を生み出してると思う。
Keane - Everybody's Changing (Alternate Version)
「Bedshaped」
1stアルバム「Hope And Fears」より。
アルバムの最後を飾るバラード。
Keaneの真骨頂とも言える美しいメロディーとトムの力強くも繊細なヴォーカルが物悲しく儚い世界観を如実に生み出している。
サビ終わりの掠れて聞こえなくなりそうな切ない「I Know…」が凄く胸にくる。
「It Is Any Wonder?」
2ndアルバム「Under The Iron Sea」より。
エレクトロポップ的なアプローチで華やかなサウンドが特徴的。
1stアルバムには無かったエモーショナルな感覚がこの曲には詰まっている気がする。
そしてこの曲はなんといってもイントロが特徴的。ギターじゃん?と一瞬思うが、これは全てキーボードによって再現されている。
Keane - Is It Any Wonder? (Official Music Video)
「Crystal Ball」
2ndアルバム「Under The Iron Sea」より。
Keaneの中でも随一のポップソング。
収録された「Under The Iron Sea」は重苦しい雰囲気が立ち込める内省的なアルバムなんだけど、その中でもこの曲の輝きは凄く眩しく感じられる。アルバムでぜひ聞いてほしい1曲。
Keane - Crystal Ball (Official Video)
「Ishin Denshin (You've Got To Help Yourself) feat.TIGARAH」
1stEP「Night Train」より。
Ishin Denshinというタイトルからも分かるようにこの曲はYMOの「以心伝信」のカバー。TIGARAHという日本人の女性ミュージシャンがヴォーカルで参加しており、サビ以外は彼女が歌ってる。
ミニアルバムということもあって番外編的な曲ではあるけれども、日本人的にはこういう日本つながりの曲があると嬉しく感じたりします。
Ishin Denshin (You've Got To Help Yourself)
「Sea Fog」
4thアルバム「Strangeland」より。
この曲はピアノの伴奏とヴォーカルだけ。
そのノスタルジックな空気感と音の美しさに聞き入ってしまうようなバラード。
「Sovereign Light Cafe」
4thアルバム「Strangeland」より。
爽やかなで穏やかなポップソング。
UKのバンドって個人的にちょっと湿っぽいイメージを受けるんだけど、この曲なんか顕著だ。最初は曇り空なイメージが感じられて、そこから日が射しこんで徐々に晴れ渡っていくような…そんな光景が目に浮かぶ。
雨上がりの昼下がりに散歩しながら太陽が顔を出すのを待ちながら聞きたい曲。
Keane - Sovereign Light Café (Official Music Video)
「Russian Farmer's Song」
「The Best Of Keane」より。
ベスト盤に収録された新曲のうちの1曲。デラックスエディションにのみ収録された隠れた名曲ともいえる。
この曲、純粋にメロディーが過去最高に研ぎ澄まされていてそれだけでも素晴らしいのにサビのドラマティックなメロディーラインが何とも言えない・・・。さらに後半は全く違うメロディーになる二部構成という活動休止前を彩る集大成的な曲。
Keane - Russian Farmer's Song (Official audio)
「Tear Up This Town」
活動休止中に映画「怪物はささやく」のために書き下ろされた新曲。
スピード感のある曲に抒情的なメロディとオーケストラアレンジ。全てが合わさって途轍もなくドラマティックな楽曲に仕上がっている。
Keane - Tear Up This Town (From "A Monster Calls" Original Motion Picture Soundtrack)
「Somewhere Only We Know」
1stアルバム「Hope And Fears」より。
Keaneの名前を全世界へ知らしめた大名曲にして代表曲。
繊細で綺麗なメロディーラインとサウンド、そして少しのメランコリックを含んだ曲の世界観はため息が出るほど美しい。
「心臓が止まるほど美しい」は心臓をグッと掴まれて心臓の脈打つ音が聞こえるほど感傷的な気持ちにさせれられてしまう…という意味なんだろうなぁと個人的には思っています。
Keane - Somewhere Only We Know (Official Music Video)
いかがでしたでしょうか?
UKロック勢の中でもOasisに並んで凄くメロディアスな曲を書くバンドなので「歌」が好きな人にはKeaneはおすすめです。
勝手にUK美メロ御三家(Coldplay、Travis、Keane)って呼んでますんでColdplay、Travis系統の美メロ好きな人もぜひって感じです。
ぶっちゃけKeaneは日本ではそこまで知名度が高くないので…
みんなもKeaneを聞いて(できればCDも買って)少しでも良いなって思ったら彼らが来日できるように周りにKeaneを広めてくださいね!!!