(o・∇・o)
まず言っておくと、自分は麻倉ももには詳しくないです。
いちおうアルバムは買ってますけど、熱心には聞いてないので、ファンとしての熱度っていう意味合いではTrySailの他の2人に比べて明らかに薄いです。
単純に麻倉もものソロでの音楽性がそこまで好きでは無かったのが要因だったんですけど
今回の「ピンキーフック」は……めっちゃ良かった!!!
(作詞作曲は渡辺翔、編曲は倉内達矢というTrySailでもお馴染みの面々が参加してる安心さよ…)
彼女のソロには今までもダンサブルな曲っていうのはあったと記憶してるんだけど、
生バンド演奏でここまでファンキーでディスコっぽいグルーヴを奏でる曲は無かったし、そういうサウンドが「麻倉もも」のイメージからもだいぶズレていたので、
そのギャップも相まってガッツリ心を持ってかれました。
ワザとらしいくらいにあざと可愛いヴォーカルで
ラップみたいにメロディにめいっぱい歌詞を詰め込んで
で、ガッツリ踊れるサウンド。
なかなか最強な組み合わせじゃないでしょうか??
もっとも前作C/W「あしあと」でメローなR&Bをラップっぽく歌ったりしてたんで、こういう方向性の示唆はあったんですけどね。
あくまでC/W、もしくはアルバム曲でやるタイプだと思ってたのでシングルに持ってきてビックリっすね。
C/Wの「ふたりシグナル」は一転して全部打ち込みで
宅録ローファイっぽい音像のポップスに。
これもなかなか良い。
で、話は最初の方に戻ります。
”麻倉もものソロでの音楽性がそこまで好きでは無かった”ってとこですね。
これはいたって単純に恋愛系の歌詞があんまり受け付けないっていう点。
自分が聞くとおっさんが少女漫画の世界に入り込んで、そこの住民からは痛い視線を浴びてる…みたいな強烈な場違い感。明らかにオタク的なリスナーに向けての歌詞ではないじゃないですか(ヘイトスピーチ)。
なおかつ、彼女自身のソロの音楽性がTrySailの他2人のソロに比べて明確なコンセプト…というか主張したいものが見えてこなくて…あんまり惹かれなかったんですね。
ぶっちゃけ歌詞が受け付けないっていうのは今作でもあんまり苦手意識変わってないです。
ただコンセプトっていう部分では結構認識が変わりました。
このインタビューとか雑誌等のインタビューでも2ndアルバム以降辺りから感じられる点なんですけど、
歌詞への拘りがかなり強いようで、作詞クレジットはないものの言い回し一つとっても「自分が普段使わない言葉は入れない」というポリシーがあったり、曲の歌詞における設定を明確にして「恋のストーリー」を構築していったりとか…etc
共感はできないけど、麻倉ももが表現したい世界っていうのはここ数作で明確なビジョンが見えてきた気がします。やっぱりソロだったらそういうのがあってこそだと思うんで。
そういった彼女自身の表現っていう意味でも今作は凄く良かったと思ってます。
と謎に上から目線の感想でした。
MVの感想は?
この人のとだいたい同じ↓↓↓