Quantum of Solace

好きなことを書きたいときに

エヴァを卒業できないLAS信者へ送る関連作品 (追記6/13)

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凝りもせずエヴァの記事です。

 

こんなタイトルつけてますけど

こないだシンエヴァ3回目見て、だいぶ自分の中で色んな感情がスッキリしちゃったんですよね。

最初見たときはアスカのあれこれでモヤモヤも少なからずあったけど、

アスカが幸せになれたんだったらもうなんでもいいかな?って。

NewTypeのインタビュー記事でケンスケがアスカをビデオで撮るシーンで「ラブシーンみたいに」という指示があったみたいだし、庵野監督的にはそういう見解なんだろうなぁと諦めがつきました。

 

ニュータイプ 2021年6月号

ニュータイプ 2021年6月号

  • 発売日: 2021/05/10
  • メディア: 雑誌
 

 

 

 

アスカ役のみやむーが全く違う見解を持ってたというのもその後押しになった感じですかね。

まぁ公式がどうあれ「庵野が言ってるだけ」と納得してしまえばこっちのもんですよ。

 

 

そんなわけでシンエヴァから無事に卒業できそうな僕ですが、

いやいや何勝手に卒業してんだよ!っていう同士がいらっしゃると思うんですよ。

今回はそんな方に贈る卒業式への招待状です。

 

 

 

まず

シンエヴァに不満がある人へ。

あの作品はホントに素晴らしい作品で僕は基本的に大傑作だと思うんですけど、

一つだけ文句が言いたいことがあって。

それは結局シンジはアスカを助けに行けなかったこと。TV版含めてもマグマダイバーっぽっきりですよね。

13号機に取り込まれたアスカを救いはしましたけど、アスカが絶体絶命!ってところでシンジは救えてない。

それを自覚するまで至ったシンジ君の成長っぷりは凄いですけど、やっぱり救ってほしい…アスカもそれを望んでいただろうし僕も見たかった。。。

個人的にはシンエヴァの不満と言えば真っ先にそれが思い浮かびます。

 

まぁこの問題にはこれでしょう。

 貞本エヴァ13巻

旧劇だとシンジが来ることを望みつつも鳥葬されるアスカですが、 

貞本エヴァではシンジは明確にアスカを救いたい!という思いで初号機に乗って、絶体絶命のアスカを救います。熱い!!!!正直これをシンエヴァで見たかったよぉぉぉぉぉ!!!!!!!

あの覚醒シンジくんならアスカを救ってくれよぉぉぉぉおぉ!!!って思わずにいられない。

 

 

お次はカップリング問題。

シンエヴァではまさかのシンジ×マリ、アスカ×ケンスケというエンドに終わってます。これに疑問符を抱く人はまぁ多いでしょう。

でも個人的にはこのカップリングってそこまで明確じゃないよなぁって思ってます。

マリはシンジをエヴァのあるセカイから連れ出す役割で、「さよならはまた会うためのおまじない」というセリフそのまま、あの世界での可能性は無限大ってことだと思うんですよね。LASの可能性すらある。

アスカとケンスケもケンスケが見た目14歳の女の子に手を出すロリコンに思えないし、

そもそもアスカが第3村をケンスケを「自分の居場所だと思っていない」ので、親子以上の関係性はないんじゃないかなァと思います。

何より最後の「バカシンジ」が何よりも証明だと思いますよ。シンエヴァはLASだ。

 

でももっと明確にシンジ×アスカが見たいっていう人には

 こちら鋼鉄のガールフレンド2nd」のコミカライズでしょう。

学園エヴァという条件付きだけどシンジが明確にアスカを選ぶ数少ない世界線 で青春ラブコメとしてもストーリーが良くできてます。他にもシンジがアスカを選ぶ作品はありますけども完成度や納得度で言うならば今作は一番だと思います。

LAS厨は必見です。まぁでもLAS厨なら読んでるよね。

そしてシンジの幸せを願う=自身の幸せだったというカヲルの概念が生まれた最初期の作品でもあります。

 

 

 

 こっからは旧劇、惣流アスカの補完です。

まずは「RE-TAKE」

 

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エヴァの同人誌では最大級の知名度を誇るLAS作品。

旧劇のラストから記憶保持&タイムリープというお決まりのパターンではありますが、

旧劇では見られなかったアスカの救済がシンジ自身の手で叶えられるのが最大のポイント。

同人誌ゆえにLASという属性に引っ張られ気味な設定ではありますが、シンジ×アスカの補完という意味合いでは素晴らしい作品だと思います。

元は18禁ですけど全年齢版も出てるので今手に取るなら後者かな。

 

 

 

 

 お次。こちらは旧劇の世界から分岐したifのエヴァ

エヴァANIMAという公式小説です。

エヴァンゲリオン ANIMA 1 (DENGEKI HOBBY BOOKS)

エヴァンゲリオン ANIMA 1 (DENGEKI HOBBY BOOKS)

 

内容的にはエヴァ本編とは似ても似つかないガチのSFロボアクション物。そんな性質上、バトルシーンが主でそもそもシンジとアスカの関係性を掘り下げは為されないんです。が、カヲル君曰く「上手くやり過ぎた世界」ゆえに旧劇の時点で加持が死んで無い、アスカが病んでない、補完計画が発動しないという条件の世界線である今作。

シンジとアスカの関係性はめちゃくちゃ良好です。

なんならアスカのシンジへの愛情がカンストしてます。終盤のアレはもはや愛情の領域を越えてる。感情のデカさならエヴァANIMAが1番LASしてると思います。

 

 

次、こちらは二次創作です。

ЯOTさん(@Bomb_er__)さんです。

 

 

 

 

LAS信者の絵描きさんはTwitterにもpixivにも多数いますけど、個人的にはこの方が一番好きです。設定とか諸々は置いておいてイチャイチャほのぼののLASを見たい人はおすすめ。

 

 

最後、こちらも二次創作。

旧劇以降、エヴァはLAS、LRSといったカップリングを描いた二次創作が大量生産されました。旧劇当時から現代まで約20年以上作り続けられているので作品数はトンデモ無いですけど、その中から自分はこれが1番だ!というものを紹介します。

 

この時の流れの中で」作者:香、全5話構成

http://giru77.web.fc2.com/test/epistles/T1KAOR01.HTM

http://giru77.web.fc2.com/test/epistles/T1KAOR02.HTM

http://giru77.web.fc2.com/test/epistles/T1KAOR03.HTM

http://giru77.web.fc2.com/test/epistles/T1KAOR04.HTM

http://giru77.web.fc2.com/test/epistles/T1KAOR05.HTM

 

 

今は亡きエヴァ二次創作投稿サイト「The Epistles」の跡地に残っているオフライン用のサイトで見れます。このサイトの最後の更新が2005年なので少なくてもそれ以前の作品でしょう。

ジャンルはLAS、AEOE(アフターエンドオブエヴァンゲリオン)、タイムスリップ物。

EOE後に10年の月日を経たアスカが主人公で、あるきっかけでアスカがシンジと暇つぶしでキスしたあの瞬間に戻ってしまうというお話。

アスカの心情描写見事で、シンジとアスカのEOEの補完ものを山ほど読み漁ってきた中、一番腑に落ちた作品でした。

 

 

こちらでは既に消えてしまったサイトのアーカイブを含めて

かなりの数のエヴァ二次創作を閲覧できる素晴らしいものです。

ypnovels.g1.xrea.com

 

この他だとのべるすけいぷの「EVANGELION: Remembrance」、Sleeping Worldの「My Beautiful World」、「Which do you choose?」が良かったです。

 

エヴァの二次創作の世界は無限大。Webサービスの終了等々でその多くは失わてしまいましたが、まだまだ無限の可能性が秘められているので

自分のど真ん中の補完を求めるなら二次創作を漁りましょう。

 

 

 

と、まぁざっとこんな感じです。

こう書きだして改めて

EOEでああいうことになったからこそ、シンジとアスカのカップリングはここまで人気なったんだろうなぁと心の底から感じますね。

個人的にはシンエヴァでアスカは救われたと納得できたので、これ以上補完を求めることはしないと思いますが、

そうじゃねーーーっていう人にとっての補完材料になってくれると幸いっす。

 

 


www.youtube.com

 

 

 

追記(6/13)

シンエヴァラストランに向けて配布された「EVA EXTRA EX」、通称「シンエヴァの薄い本」。

通算4回目の鑑賞でゲットしてきました。

こちらにはエヴァQの前日譚である「EVANGELION:3.0(-120min)」のマンガが書き下ろされております(松原秀典前田真宏作画)。

このマンガ、脚本監督がアスカ好きで知られる鶴巻監督なので

「まぁアスカ関連のマンガだろうな」と思っていましたが予想的中。

肝心の内容がまぁ…LASだったというわけで。

「Q」冒頭でピンチに陥ったアスカがシンジの名前を叫ぶシーンがありますけど、あれの意味合いがだいぶ変わってきますねぇ…(ニヤニヤ)

しかも、これ庵野監督監修なんすよねぇ。なんというかシンエヴァ本編に不満があったLAS信者も今回の特典でだいぶ救われたんじゃないでしょうか??

 

やっぱりアスカが1番ですね。