<<Extra>>
「ライブCD」
前作同様ライブCDが付属。前に比べて14曲とヴォリュームアップ。
映像込みで見ないと…っていう気持ちはやっぱりデカい。ただ「ひかるカケラ」をコーラスで披露するなど、前作に比べて3人のヴォーカルの成長っぷりを感じられる。
3rd Album 「TryAgain」
「TryAgain」
作詞:阿部裕也、作曲編曲:黒須克彦
今作のリード曲。
何度でも挑戦するメッセージを込めた前向きな歌。TrySail王道ともいえるポップな曲だけど、爽やかさではなくてどちらかというと力強さの方が伝わってくる。サウンド的にはパワーポップに近いアプローチだからなのかな。
こういうがむしゃらに真っすぐな曲って意外にTrySailに無かった気はするけど、彼女のイメージ的には凄くマッチしてるんだよなぁ。凄く"らしい"と思う。
そしてこの「Try」の文字通り、このアルバムはTrySail新機軸ともいえる曲が何曲も入っている。
Music Video
曲名になぞって「バンジーラン」や「巨大シャボン玉」といったいくつかのチャレンジに挑戦する3人を映した映像。
何かを演じてる3人より素のままで楽しそうな3人の方が良いよなぁって再確認しました。そういった意味では実際に挑戦してる映像をそのまま流してるメイキングの方が本編感はあるね。
TrySail 『TryAgain』-Music Video YouTube EDIT ver.-
「Believe」
作詞:阿部裕也、作曲編曲:黒須克彦
「コバルト」「High Free Spirits」系統のクールでカッコいいTrySail。シングルにもC/Wにもこうい路線の曲はご無沙汰だったのでお久しぶりですって感じがします。
というかTrySail初参加の黒須さんがここまでらしい曲を仕上げるとは…。ビックリ。
正直そこまで好きなタイプではないけど、TrySailの方向性の1つではあるのでアルバム1曲は無いと寂しい。
「Take a step forward」
作詞作曲:阿部裕也、編曲:毛蟹
TrySailには今までに無かったタイプのファンキーな1曲。というかこういう路線はやらないと思ってた。「Make Me Happy?」でもモータウン風をやってたし、このアルバムはTrySailにとって初めてな1曲が多い気がするし、音楽のプロデューサーでも変わったのかな?
曲中で繰り返されるカッティングリフが心地よく、生バンドでぜひ聞きたい1曲。
ライブではスタンドマイクで披露されるという珍しい一面も。
「未来キュレーション」
作詞:KOUTAPAI、作曲編曲:野村勇輔
「私たちにまだ可愛いが求められるんだ…」的なニュアンスのことを天さんが言ってたけど、そんくらいキュートな1曲。振りもぶりっ子みたいな可愛さでここまで可愛いに振り切ったのは「ホントだよ」以来では?。
曲自体もめちゃくちゃポップ…というキャラソンといった具合の可愛さメーターが振り切ってる。
聞いた時に合いの手が入る感じがアニメ「WORKING!」の主題歌っぽいなぁ~って思った記憶があるのは自分だけじゃないはず。
「Sunsetカンフー」
作詞作曲:megane、編曲:小松一也
「Sunsetカンフー」っていうタイトルからして「銅鑼の音とか出るんだろうな~」とか「アチョー!とか言うんだろうなぁ」とか思ってたんだけど、案の定(笑)
歌詞もなかなかふざけていて似非カンフー的な?感じ、TrySail史上最も飛び道具的な曲だ。
音源の時点でかなりテンションが高いが、ライブではさらにハイテンションな1曲に。振り付けもあってか似非カンフー感が数倍になって披露されるこの曲の×初力たるや…。
正直TrySailの今までの曲に比べると異色中の異色で賛否はわかれるかもしれないなぁと思う。そういった意味ではTrySailらしさを確立して、御遊びにまで手が伸びるようになった…アルバム3枚目にしてようやく歌えるようになった曲なのかもしれない。
Music Video
ミュージックビデオ集の新規撮りおろしMVの投票で見事1位になり、製作された。
中華っぽい世界観で修行に励む3人とチャイナドレスのウェイトレスのWキャスト。
ちょっとだけストーリーっぽくなってるけど、まぁ曲がそもそも変なので映像の世界観も色々ぶっ飛んでいてコメディチック。TrySail史上一番面白いMusic Videoなのは間違いなし。
それにしても3人のチャイナドレスはセクシーっす。
TrySail 『Sunset カンフー』-Music Video YouTube EDIT ver.-
「またね、」
作詞作曲:Junxix、編曲:小松一也
「あかね色」「Journey」に続くドバラード。前2作のバラードに比べても
歌われる「時間の経過」も身の丈にあってる感じがするし、こういうノスタルジックでしっとり聞かせるナンバーが3人に似合うようになってきたなぁとヒシヒシ感じる。
<<Extra>>
TrySail Live Tour 2019“The TrySail Odyssey” (初回生産限定盤) (Blu-ray) (特典なし)
- 発売日: 2019/12/11
- メディア: Blu-ray
「ライブCD」
前作同様、ライブCD付属。だが今作はやや状況が異なっている。
まず製品版に16曲入りのライブCDが付属。その後、2020年8月26日に配信版として「TrySail Live Tour 2019 “The TrySail Odyssey”」のライブCDが18曲入りでリリースされた。後発の方が2曲多く(メドレーとWアンコール)収録されている具合だ。
18曲もあるとさすがにこれ単体でもライブを聞いてるくらいの満足感がある。
10th Single 「Free Turn」
【Amazon.co.jp限定】Free Turn(初回生産限定盤)(DVD付)(ブロマイド(Amazon.co.jp絵柄)付)
- アーティスト:TrySail
- 発売日: 2020/01/22
- メディア: CD
「Free Turn」
作詞作曲:出口遼、編曲:飯田涼太
夏川主演・麻倉・雨宮出演映画「劇場版 ハイスクール・フリート」主題歌。
「High Free Spirits」に続いて「はいふり」タイアップ。
疾走感のある…という曲調の点は共通してるが、こちらは「別れ・旅立ち」といった普遍的なテーマが歌詞になっており、より歌詞を聞かせるためかしっとり聞かせるメロディパートが目立つ。
こういった曲調なのにも関わらず、疾走感だけではなく、どこか落ち着きも感じられるのはTrySailの3人自身が「High Free Spirits」の時よりも年を重ねて落ち着きを得てきたからなのかなって勝手に思ってる。
Music Video
「別れ・旅立ち」が歌詞のテーマなので
ナンスが旅立つ設定での3人の人間模様を描いたMusic Videoになっている。
といってもしんみり…というよりかは3人で悪ふざけし合ってるシーンの方が多いので3人の仲の良さを見てるだけで尊い…っていう感じはする。
TrySail 『Free Turn』-Music Video YouTube EDIT ver.-
「この幸せが夢じゃないなら」
作詞:前田甘露、作曲編曲:中野ゆう
「ひかるカケラ」を彷彿とさせるポップで爽やかな曲。
ただあの頃よりも曲調にも歌い方にも落ち着きが出てきて、"温かみ"が曲から感じられるようになってきたなぁとしみじみ感じる。
正直リード曲並みにメロディもキャッチーだし、新しいTrySail像を提示できる素晴らしい曲だと思うんだけど…なんでこんなC/Wという立ち位置で収まってしまっているんだろうか。
Lyric Video
TrySail 『この幸せが夢じゃないなら』Lyric Video(Short ver.)
11th Single 「ごまかし/うつろい」
2曲とも先行配信されており、その後TrySail初の両A面シングルとしてリリースされた。チャート上でもオリコン5位と好成績を残している。
「ごまかし」
作詞作曲:渡辺翔、編曲:湯浅篤
麻倉主演・雨宮・夏川出演アニメ「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」オープニングテーマ。
「まどマギ」のシリーズ曲を担当してきた渡辺翔が今回も担当している。
TrySailの今までの曲だと「Truth.」に近いかな。
パッと聞いた感じだとダークな雰囲気を感じるが、Bメロからサビにかけてのポップなメロディとストリングスアレンジには開けていくような解放感を感じる。
TrySailの中でも強力なタイアップな方ということもあって、1コーラスできっちりと満足させる曲展開に渾身の1曲といった印象を持った。
ただ「まどマギ」ソングというフォーマットが作曲した渡辺翔の中で出来ているのか、過去にClariSが担当したまどマギソングへの共通点というかメロディラインの癖というか…そういうものをヒシヒシと感じる。
言ってしまえば「TrySailじゃなくてClariS歌えばよくね?」的な。それ言ったらダメか。
Music Video
前作とは反する感じでシックな3人が見られる。
レースマスクとかにエッチさを感じる自分はやましい人間なんでしょうか。そしてどこか百合チックな危ない世界観なのが良い意味でらしくない。
TrySail『ごまかし』-Music Video YouTube EDIT ver.-
「うつろい」
作詞作曲:渡辺翔、編曲:伊藤翼
スマホゲーム「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」第2部テーマソング。2019年10月28日に先行配信された。
メロディの抑揚も少なく、淡々と進むシリアスな曲調と裏腹にダイナミックなサウンド。最初聞いた時は映画のエンディングロールで掛かっていそうな感覚を覚えた。
なのでてっきりアニメ版のエンディングテーマに起用されるかな~とか思ってたけど違いましたね(ClariSでした)。
C/Wではなく、両A面という扱いだが、今作はMusic Videoは制作されていない。
Lyric Video
TrySail 『うつろい』Lyric Video(Short Ver.)