ナンス!!!
2019年4月17日(椎菜の日!)に
ついにTrySailのメンバーである夏川椎菜が1stソロアルバム「ログライン」をリリースします!!
TrySailはこの前行われた「TrySail Live Tour 2019 The TrySail Odyssey」の初日公演に参加してくるくらいには好きなグループです。
雨宮天、麻倉ももと他の2人のメンバーも素晴らしい方なんですけど、
個人的に今きてるのが夏川椎菜!
これまで彼女のブログ、インタビュー、写真集、楽曲など(全部では無いにしても)彼女がソロで関わった創作物はちょこちょこ目を通してきました。
それで彼女はTrySailの3人の中でも特にアーティスト気質なんじゃないかなぁと感じています。
特に最近は自分の表現したいことが結構明確になっている気がして、今年出た写真集「ぬけがら」は彼女が撮影コンセプト、シチュエーションといった深い所まで関わっていて、文字通りセルフプロデュースしています。
楽曲の方では去年のシングル「パレイド」ではかなり彼女の意向が反映されていて今度出るアルバム「ログライン」では初の作詞を担当することに。
それで個人的に「ログライン」への期待が高まっているんですね。
ついに「ログライン」発売まで1カ月を切りましたが、「ナンスのソロは聞いたこと無いなぁ」って人! まだ間に合います。
一緒にナンスこと夏川椎菜がこれまでリリースしてきた楽曲を振り返っていきましょう。
1stシングル「グレープフルーツムーン」
2017年4月5日リリース。
作詞:坂井竜二、作曲:ミト(クラムボン)
実はこのシングル3曲の中では一番最後に作られたみたい。
TrySailのシングル「オリジナル。」で作曲が担当してるけどこういう経緯が…
日付変わってしまいましたが、先日5日に夏川椎菜1stシングル『グレープフルーツムーン』が発売されました。前回のTrySailのシングル「オリジナル。」を製作した際、その声のポテンシャルに感銘して「ぜひソロ活動するときは、僕に曲を書かせて下さい」と嘆願したのが今回のきっかけでした。
— clammbon mito (@micromicrophone) 2017年4月5日
「オリジナル。」の方はBメロのとこにEDMみたいなシンセベース(っていうのかな)が入っててなんぞこれ?ってなったんだけど、
「グレープフルーツムーン」はミトらしいストレートに爽やかなポップスサウンドに仕上がっている。非常に良き。
歌詞のほうが物語性に富んでいて「キミとボク」「きみとぼく」「君と僕」と表記の違いで過去・現在・未来の2人を表していて、ストレートに読めば甘酸っぱくて前向きな別れの歌に聞こえる。
んだけど、MVを見てみるとナンスと鏡の中のナンスの2人が出てきて、彼女の二面性(声優夏川椎菜とそのまま夏川椎菜)を描いた歌詞にも取れるなと思えてきます。
「Daisy Days」
作詞:谷口尚久、作曲:白戸祐輔
TrySailの1stツアーで披露された文字通り夏川椎菜にとって初めてのソロ曲。
(作詞の谷口尚久は入れ替わりの激しいTrySailの楽曲制作陣で唯一1st~3rdアルバムで何らかの形で曲提供している常連さん)
可愛らしいという言葉がピッタリの曲でサウンドも煌びやか。
一方で歌詞が「白黒」「弱気と強気」「サニーデイズ、レイニーデイズ」と対になるワードが出てきていてこれも二面性を歌ってるのかなぁ。
でもこっちのほうが具体的になりたい自分とホントの自分について歌われる気がしますね。そんでもって最後に「普通が一番です☆」ってなるのが良い。ちゃんと背伸びしない等身大の自分を肯定してあげたいよねって思いました。
「gravity」
こちらも「Daisy Days」同様、TrySailの1stツアーで披露されていた楽曲。
カッティングのギターが心地よくて跳ねたビートが気分をウキウキさせる。多分ライブでは一番盛り上がるだろうな~っていう曲。
それにしても前2曲との歌詞の落差が・・・(笑) 個人的には1番の「言わなくても分かってくれる君に凄い!これテレパシーじゃない!!って言って呆れられてる」っていう構図が可愛らしくて好きです。
2ndシングル「フワリ、コロリ、カラン、コロン」
2017年8月30日リリース。
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「フワリ、コロリ、カラン、コロン」
作詞:雪沢実花、作曲:植松芳裕
TVアニメ「プリプリちぃちゃん!!」エンディングテーマ。
(余談だけどこのアニメはOP、EDともに麻倉もも、豊崎愛生、戸松遥、CHiCO with HoneyWorksと所属事務所ミュージックレインの方々でガチガチに固まってる…)
ナンス自身がEDM好き!ということもあってなのかは分からないけど
本人曰く「ナンス流、カッコカワイイEDM」とのこと。
確かに言うほどバキバキなエレクトロサウンドでないし、歌モノではあるけどZEEDとかThe Chainsmokersみたいな感じでもない。
EDM風味の味付けをしたポップスなのかなぁと思う。でも"低年齢層向けのアニメのタイアップ"ということを考えるとそれには合致した曲だよなぁと思う。難しい歌詞ではないし、パッと聞いて明るくて華やかなサウンドで聞いてて楽しくなる。
ちなみに今年TrySailのライブ行ったときに聞いたソロ曲はこの曲でした。
「ナイモノバカリ」
作詞:ワタナベハジメ、作曲:Haggy Rock
こちらはバンド調のポップス。感触は「gravity」と「グレープフルーツムーン」を足して2で割ったような感じかな。
この曲に関しては「ナイモノバカリ」だけど、だからこそワクワクが止まらないっていう歌詞が最高にポジティブで良いよねっていう話に尽きる。こんなポジティブな曲の後が後述の「パレイド」なのか・・・。
3rdシングル「パレイド」
2018年7月18日リリース。
「パレイド」
髪を染めたことを契機にセルフプロデュースに積極的になってアートワークや衣装にも関与するようになった今作。
歌詞も「心の叫び」をそのまま歌詞にしたような内容で叫びっぱなしで特に救いが提示されるわけでもないし、「今は自分しか救えない きれいなうた くちずさみながら」と
自分しか救えないと言い切ってしまっている。
作詞は「ナイモノバカリ」と同じワタナベハジメなのにこの落差…。
でも個人的にはこの歌詞は一番好き。安易に救いを歌わない、でも同じ気持ちでいる人がいるんだよっていうことをだけを伝える、そんな一緒にしゃがみ込んでくれるような優しい歌詞だと思う。
(個人的に一緒にしゃがみ込んでくれるような歌詞を歌ってくれていたAqua Timezがいなくなった今、「パレイド」の歌詞は凄く心強く感じる歌詞になっている)
パレイドというタイトル通りパレード進行を思わせるようなサウンドでEDMチックなブレイク要素を前作から引き継いでるんだけど、
歌詞の内省的な感じとの凄くマッチしている。あえてのこの煌びやかなサウンドなのねとMVを見るとさらに理解できる。
ダントツでナンスのソロ曲の中で一番好き。
「ラブリルブラ」
作詞作曲:田中秀典
ビックバンドっぽいサウンドで歌い方がちょっとラフっぽいのが特徴的。
パレードっていうイメージにも近くて、ああいう内省的な歌詞じゃなかったら「パレイド」はこういうちょっと幻想的な感じの楽しげな曲になったのかなぁと妄想してみたり。
うへぇ…スゲェ長い記事になってしまった。
いろんなインタビューやライブMCのレポとか見てると
TrySailの他の2人に対して劣等感があって、でもアーティスト気質で最近はセルフプロデュースなんかもしちゃうくらい自己を表現している。
こう振り返ってみると自分の叫びを吐露した「パレイド」がそれらのターニングポイントになっているんだろうなと思いました。そんな彼女に人間的な魅力も感じる今日この頃。
最後に…
夏川椎菜の1stアルバム「ログライン」が4月17日にリリースになります!!!
この記事(または音楽を聴いて)を読んで、彼女に興味を持った方、レンタルでもダウンロードでもストリーミングでもいいんで、ぜひ聞いてみてください。
「パレイド」を経て、彼女の魅力が爆発したアルバムになっている(んだろう)と思います。ぜひぜひ!
そんなナンス布教用の記事でした。長々と失礼しました。